Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド
システム共通定義の形式を示します。括弧内は,省略値(ユーザが値を定義しなかった場合に設定される値)です。gcacheパラメタ以外の省略値は,標準的な機器構成での定義値を表します。
システム共通定義ファイルは,必ずオブジェクトサーバを停止してから編集してください。オブジェクトサーバの起動中に変更してしまった場合は,一度元に戻して,オブジェクトサーバを停止してから,変更してください。
- システム共通定義の形式
[set system_id = OMS識別子(スペース)] [set lck_limit = 最大同時排他要求数(6000)] [set prc_process_count = 最大プロセス数(230)] [set trn_tran_ process_count =並行して実行するトランザクション数(32)] [set sysloglevel = 出力するメッセージの種類(err)] [set static_shmpool_size = システム開始から終了までに占有する共用メモリの総量(5120)] [set dynamic_shmpool_size = システムが一時的に使用する共用メモリの最大量(10000)] set dbm_master = マスタディレクトリのファイル名 [set add_area_limit = 最大追加エリア数(32)]※1 [set ujerror = CONTINUE | STOP] [ujfile -n 正常時用uj出力ファイル名 -e 障害時用uj出力ファイル名] [set jnl_output_file = 簡易ジャーナルの出力先ファイル名(オブジェクトサーバのホームディレクトリ/spool/jnlfile)]※2 [set logprint_system_id = Y|N] [gcache -n グローバルキャッシュ名 [-m グローバルキャッシュ面数(80)※3] -u グローバルキャッシュ用途]※4… [resipool -n 常駐ページプール名 -m 常駐ページプール面数 -u 常駐ページプール用途]※5… [resiobj -s スキーマ名 -t タイプ名,…]※5…- 注※1 add_area_limitはHigh-end Object Serverを使用している場合だけ指定します。
- 注※2 jnl_output_fileはObject Serverを使用する場合だけに指定します。
- 注※3 gcacheパラメタの-uオペランドにOIDINDEXが指定された場合,グローバルキャッシュ面数の省略値は100になります。
- 注※4 gcacheパラメタがすべて省略された場合は,次の省略値が仮定されます。
gcache -n xod_gcache_area -m 200 -u AREA gcache -n xod_gcache_oidindex -m 100 -u OIDINDEX- 注※5 resipoolパラメタ及びresiobjパラメタの具体的な指定値は,オブジェクトサーバと連携するプログラムでの算出方法に従ってください。
- 規則
- システム共通定義は,次のように指定します。
- 1行80バイト以内で指定します。80バイトを超える場合は,複数行で指定します。
- 一つの項目を複数行にわたって指定する場合には,継続行の末尾に「\」を記述してください。
- 定義中に「\」を文字として指定する場合は,文字列全体を「"」で囲んでください。
- コメント行の先頭には「#」を指定してください。
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