Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド
表7-1にシステム制御ファイルの一覧を示します。
ファイルの詳細は,表中の参照に示した節又は項を参照してください。
表7-1 オブジェクトサーバのシステム制御ファイル一覧
ファイル種別
ディレクトリ又はファイル名 作成時期 作成者 Object
ServerHigh-end 参照先 プログラムライブラリ
OMSサーバ /usr/HiOODB/lib/server 組み込み時
任意部分:ユーザ
ファイル:システム○ ○ 2.3.2 コマンド /usr/HiOODB/bin ○ ○ 2.3.2 オブジェクトサーバ各種情報格納用ディレクトリ $XODDIR/spool システム ○ ○ − $XODDIR/tmp ○ ○ − 定義ファイル
初期設定パラメタ ユーザ任意 初期化コマンド実行前 ユーザ
○ ○ 7.5 構成変更パラメタ ユーザ任意 構成変更コマンド実行前 ○ ○ 7.6 再編成パラメタ ユーザ任意 再編成コマンド実行前 ○ ○ 7.7 再構成パラメタ ユーザ任意 データベースのエリアの再作成コマンド実行前 ○ ○ 7.8 バックアップパラメタ ユーザ任意 バックアップ,回復コマンド実行前 ○ ○ 7.9 システム共通定義 $XODDIR/conf/xodrc サービス起動前 ○ ○ 7.2 ステータスサービス定義 $XODDIR/conf/sts ステータスサービス実行前 × ○ 7.3 システムジャーナルサービス定義 $XODDIR/conf/sysjnl ジャーナルサービス実行前 × ○ 7.4 ステータスファイル
ユーザ任意 環境設定時
× ○ 2.4.5 システムジャーナルファイル
× ○ 2.4.5 コマンドファイル等結果ファイル
$XODDIR/xodresult コマンド実行時 システム
○ ○ 4. ログファイル $XODDIR/spool/dclog1
$XODDIR/spool/dclog2ログメッセージ出力時 ○ ○ 3.3 システムコンソールメッセージ退避ファイル
$XODDIR/spool/consolemsg システムコンソールメッセージ出力時 ○ ○ − ダンプ退避ファイル
$XODDIR/spool/save/_サーバ名n 起動時 ○ ○ − エラー情報ファイル
$XODDIR/spool/pdmpプロセスID エラー検知時 ○ ○ − トレースファイル
$XODDIR/spool/save/YYMMDDhhmmss 連携プログラムの異常終了時
○
○
− $XODDIR/spool/save/xodtrace システム情報ファイル
$XODDIR/spool/ 適宜 ○ ○ − カレントワーキングディレクトリ
$XODDIR/tmp/home/ ダンプ出力時 ○ ○ − 簡易ジャーナルファイル
$XODDIR/spool/jnlfile(デフォルト) DB更新時 ○ × − $XODDIR/spool/jnlfile2 起動時 ○ × − ジャーナル情報ファイル マスタディレクトリファイルの格納ディレクトリ/xodjnlinfo 起動時 ○ × 5.3.1 $XODDIR/spool/xodjnlinfo2 エラー検知時 ○ × − $XODDIR/spool/PART_PUT_FILE DB更新時 ○ × − サンプルファイル
システムファイル作成用バッチファイル $XODDIR/sample/DBSINT.BAT 定義ファイル作成時
システム
× ○ − ステータスサービス定義ファイルサンプル $XODDIR/sample/sts × ○ 7.3 システムジャーナルサービス定義ファイルサンプル $XODDIR/sample/sysjnl × ○ 7.4 システム共通定義ファイルサンプル $XODDIR/sample/xodrc ○ ○ 7.2
- (凡例)
- 〇:このプログラムで使用するファイル。
- ×:このプログラムで使用しないファイル。
- −:該当する節又は項はない。
- 表7-1の説明
- $XODDIR/は,インストール時に作成したオブジェクトサーバのホームディレクトリを環境変数として設定したものです。
- ダンプ退避ファイルについて:カレントワーキングディレクトリの下にダンプが存在する場合,このディレクトリに退避されます。nは退避ファイルの通番(1〜3)です。
- トレースファイルについて:xodtraceは時刻の取得ができないときに作成されます。
- システム情報ファイルについて:システム実行時に生成される各種ファイルが格納されます。
- カレントワーキングディレクトリについて:ダンプ出力時に$XODDIR/tmp/home/_サーバ名の下にダンプが出力されます。
- 簡易ジャーナルファイルについて:Object Serverを御使用の場合に作成されるファイルです。High-end Object Serverを使用の場合には,システムジャーナルを使用するので,作成されません。
ファイル名はデフォルトでは$XODDIR/spool/jnlfileですが,システム共通定義ファイルで変更できます。また,Object Serverの起動時には,$XODDIR/spool/jnlfile2として退避されます。
- ジャーナル情報ファイルについて:Object Serverを御使用の場合に作成されるファイルです。High-end Object Serverを御使用の場合には,システムジャーナルを使用するので,作成されません。
ディレクトリ名の「マスタディレクトリファイルの格納ディレクトリ名」は,システム共通定義のdbm_masterパラメタで指定したパス名から取得されます。
また,エラーを検知した時は,$XODDIR/spool/xodjnlinfo2として退避されます。
- 「ダンプ退避ファイル」,「エラー情報ファイル」,及び「トレースファイル」は,障害時に出力されるファイルです。障害が回復した後,削除してください。
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