Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド
既に使用しているオブジェクトサーバのデータベースに,エリアを追加します。追加できるのはユーザデータベース用及びインデクス用のエリアです。それ以外の用途のエリアは追加できません。
- <この項の構成>
- (1) エリアの追加に使用するコマンド
- (2) 手順
- (3) xodaraddコマンドの処理結果
データベースにエリアを追加するには,データベース構成変更ユティリティのxodaraddコマンドを使います。xodaraddコマンドについては,「8.3 データベース管理コマンド」を参照してください。
(2) 手順
エリアを追加するときの手順を説明します。
構成変更パラメタファイルは,viなどのエディタを使用してテキスト形式のファイルとして作成します。パラメタには,追加するエリアの名称,容量などを記述します。また,構成変更パラメタファイルの名称は任意です。構成変更パラメタファイルについては,「7.6 構成変更パラメタファイル」を参照してください。
なお,Groupmaxサーバ環境設定コマンドを使用すると,構成変更パラメタファイルを簡単に作成できます。また,システム共通定義ファイルもこのコマンドで同時に作成できます。Groupmaxサーバ環境設定コマンドについては,「付録D Groupmaxサーバ環境設定コマンドによる環境設定(HI-UX/WE2及びHP-UXを御利用の場合)」を参照してください。
xodaraddコマンドを実行して,オブジェクトサーバのデータベースにエリアを追加します。
xodaraddコマンドの処理結果は,オブジェクトサーバのホームディレクトリ下のファイル「xodresult」に出力されます。xodaraddコマンドが正常に終了した場合には,処理結果の末尾に正常終了のメッセージが出力されます。
エラーが発生した場合には,正常終了のメッセージが出力されません。このときには,標準エラー出力に出力されたエラーメッセージを参照して,エラーの原因を取り除き,xodaraddコマンドを再実行してください。
xodaraddコマンドの処理結果は,オブジェクトサーバのホームディレクトリ下のファイル「xodresult」に出力されます。「xodresult」という名称のファイルがある場合には,ファイルの末尾に追加して出力されます。ファイルがない場合には,「xodresult」というファイルが新規に作成されます。
図4-1に処理結果の出力フォーマットを示します。また図4-1に示した出力フォーマットの項目を表4-1に示します。図4-1と表4-1の図中の文字は対応しています。
図4-1 xodaraddコマンドの処理結果の出力フォーマット
図中文字 項目 表示形式 aaa…aaa システムID 10バイト(AIX及びHP-UXの場合は11バイト) vv-rr バージョン・リビジョン番号 5バイト yy-mm-dd コマンド実行開始年月日 西暦の下2けた−月−日 hh:mm:ss コマンド実行開始時刻 時:分:秒 bbb…bbb エリア名 最大30バイト xxx…xxx エリア番号 10進数(右詰め) ccc…ccc エリアの用途 最大20バイト eee…eee エリア中の合計ページ数 10進数(右詰め) fff…fff エリアのセグメントサイズ 10進数(右詰め) ggg…ggg データベース利用可能ページ数 10進数(右詰め) iii…iii エリアのページ長 単位はバイト。10進数(右詰め) n ファイルの通番 10進数(右詰め) jjj…jjj ファイル名 最大175バイト kkk…kkk ファイルの初期割り当て量 10進数(右詰め) lll…lll ファイルのページ数 10進数(右詰め) ooo…ooo ファイルの最大割り当て量 10進数(右詰め)
最大割り当て量の指定を省略した場合は,「**********」と表示されます
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