Groupmax Object Server Version 6  システム管理者ガイド

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3.4 起動時と終了時の注意

この節では,オブジェクトサーバの起動時と終了時に注意することについて説明します。

<この節の構成>
(1) 起動時に定義ファイルがオープンできない場合
(2) データベースを作り直した後にオブジェクトサーバを起動できない場合
(3) 動作環境が整っていないためにオブジェクトサーバが起動できない場合
(4) 他のプログラムが停止していないためにオブジェクトサーバが停止できない場合

(1) 起動時に定義ファイルがオープンできない場合

メッセージKFXO00242-Eが出力されて定義ファイルをオープンできなかった場合は,次の原因が考えられます。

(2) データベースを作り直した後にオブジェクトサーバを起動できない場合

メッセージKFXO46044-Eが表示されてオブジェクトサーバを起動できなかった場合は,データベースとジャーナルの不整合が発生しています。オブジェクトサーバを強制正常開始モードで起動してください。データベースを作り直しているので,再開始ではなく強制正常開始します。

(3) 動作環境が整っていないためにオブジェクトサーバが起動できない場合

メッセージKFXO00107-E又はKFXO01801-Eが表示されてオブジェクトサーバを起動できなかった場合は,スワップファイルやメモリなど,動作環境が整っていないことが考えられます。カーネルの共用メモリを設定し直したり,実メモリ,スワップファイル及びシステム共通定義($XODDIR/conf/xodrc)ファイル中の共用メモリのサイズを見直してください。

(4) 他のプログラムが停止していないためにオブジェクトサーバが停止できない場合

次に示す作業を行っているときに,誤ってxodstopコマンドを実行してオブジェクトサーバを停止させると,メッセージKFXO01840-Iが表示されて,xodstopコマンドからの応答が数分間返ってこないことがあります。

上記障害に対処するためには,まず連携プログラムが稼働中かどうかを確認してください。稼働中であれば停止してください。連携プログラム停止後,xodstopコマンドが終了します。

連携プログラムを停止させなかった場合は,xodstopコマンド入力後1時間待つと,オブジェクトサーバは強制終了します。強制終了した場合は,連携プログラムを停止させた後で,オブジェクトサーバを再起動してください。

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