Hitachi

 Hitachi Application Server V10 ユーザーズガイドUNIX®用)


4.10.3 リモートホストに接続するための設定をする

クラスター構成にするためには、ローカルホストとリモートホストがSSHで接続できるようにします。ローカルホストでは、asadminユーティリティーコマンドのsetup-sshサブコマンドでSSH接続をするための準備をします。

前提条件

想定ユーザー

操作手順

  1. リモートホストで、ドメイン管理サーバ(ローカルホスト)のホスト名を名前解決できるようにhostsファイルを編集します。

  2. ローカルホストで、パスワードファイルを作成します。

    AS_ADMIN_SSHPASSWORD=リモートホストのパスワード
  3. ローカルホストで、asadminユーティリティーコマンドのsetup-sshサブコマンドを実行して、暗号キー(SSLキー)を作成します。

    asadmin --passwordfile パスワードファイルのパス setup-ssh --sshuser リモートホストのSSHユーザー名 リモートホスト名

    コマンドの実行結果を次に示します。

    Command setup-ssh executed successfully.
  4. ローカルホストで、asadminユーティリティーコマンドのcreate-password-aliasサブコマンドを実行して、パスワードに対するエイリアスを設定します。

    asadmin create-password-alias パスワードエイリアス名

    パスワードが求められた場合は、リモートホストのパスワードを入力してください。

    コマンドの実行結果を次に示します。

    Command create-password-alias executed successfully.
  5. ドメイン管理サーバを再起動します。

    asadmin restart-domain

    コマンドの実行結果を次に示します。

    Command restart-domain executed successfully.
  6. ローカルホストで、手順2で作成したパスワードファイルを編集します。

    AS_ADMIN_SSHPASSWORD=${ALIAS=パスワードエイリアス名}
  7. リクエストの振り分け先として必要なリモートホストごとに、手順1から手順6までを繰り返します。

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