Hitachi

 Hitachi Application Server V10 ユーザーズガイドWindows®用)


10.3.11 Concurrency Utilitiesのトレース取得ポイント

Concurrency Utilitiesでのトレース取得ポイントの詳細について説明します。

Java EEのExecutorService上でタスクを実行した場合

Java EEのExecutorService上でタスクを実行した場合の、Concurrency Utilitiesでのトレースの取得ポイントを次に示します。

図10‒28 Concurrency Utilitiesのトレース取得ポイント(Java EEのExecutorService上でタスクを実行した場合)

[図データ]

メモ

この図は、リクエストの延長で取得する流れを示す図です。トレースを取得する契機すべてを示す図ではありません。このほかにも取得する契機はあります。

イベントID、トレースレベル、トレース取得ポイント、取得できる情報について次の表に示します。

表10‒27 Concurrency Utilitiesのトレース取得ポイントの詳細(Java EEのExecutorService上でタスクを実行した場合)

イベントID

図中の番号

PRFトレース取得レベル

トレース取得ポイント

取得できる情報

インターフェース名

オペレーション名

オプション

0xBC00

1

標準レベル

ManagedExecutorServiceまたはManagedScheduledExecutorServiceでタスクを実行する直前

クラス名

-

0xBC01

2

標準レベル

ManagedExecutorServiceまたはManagedScheduledExecutorServiceでタスクを実行した直後

クラス名

-

正常時

-

異常時

例外名

Java EEのScheduledExecutorService上でタスクを繰り返し実行した場合

Java EEのScheduledExecutorService上でタスクを繰り返し実行した場合 の、Concurrency Utilitiesでのトレースの取得ポイントを次に示します。

図10‒29 Concurrency Utilitiesのトレース取得ポイント(Java EEのScheduledExecutorService上でタスクを繰り返し実行した場合)

[図データ]

メモ

この図は、リクエストの延長で取得する流れを示す図です。トレースを取得する契機すべてを示す図ではありません。このほかにも取得する契機はあります。

イベントID、トレースレベル、トレース取得ポイント、取得できる情報については、Concurrency Utilitiesのトレース取得ポイントの詳細(Java EEのExecutorService上でタスクを実行した場合)と同じです。

Java EEのExecutorService上でManagedTaskを実行した場合

Java EEのExecutorService上でManagedTaskを実行した場合の、Concurrency Utilitiesでのトレースの取得ポイントを次に示します。

図10‒30 Concurrency Utilitiesのトレース取得ポイント(Java EEのExecutorService上でManagedTaskを実行した場合)

[図データ]

メモ

この図は、リクエストの延長で取得する流れを示す図です。トレースを取得する契機すべてを示す図ではありません。このほかにも取得する契機はあります。

イベントID、トレースレベル、トレース取得ポイント、取得できる情報については、Concurrency Utilitiesのトレース取得ポイントの詳細(Java EEのExecutorService上でタスクを実行した場合)と同じです。

Java SEのExecutorService上でコンテキスト情報を付加したタスクを実行した場合

Java SEのExecutorService上でコンテキスト情報を付加したタスクを実行した場合 の、Concurrency Utilitiesでのトレースの取得ポイントを次に示します。

図10‒31 Concurrency Utilitiesのトレース取得ポイント(Java SEのExecutorService上でコンテキスト情報を付加したタスクを実行した場合)

[図データ]

メモ

この図は、リクエストの延長で取得する流れを示す図です。トレースを取得する契機すべてを示す図ではありません。このほかにも取得する契機はあります。

イベントID、トレースレベル、トレース取得ポイント、取得できる情報について次の表に示します。

表10‒28 Concurrency Utilitiesのトレース取得ポイントの詳細(Java SEのExecutorService上でコンテキスト情報を付加したタスクを実行した場合)

イベントID

図中の番号

PRFトレース取得レベル

トレース取得ポイント

取得できる情報

インターフェース名

オペレーション名

オプション

0xBC02

3

標準レベル

コンテキスト情報を付加したタスクを実行する直前

クラス名

-

-

0xBC03

4

標準レベル

コンテキスト情報を付加したタスクを実行した直後

クラス名

-

正常時

-

異常時

例外名