用語解説
(英字)
- Administration Console
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Application Serverを使用したシステムの構築・運用を行うためのGUIです。
- CA
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Certificate Authorityの略称です。認証局と呼ばれる、SSLを使用するための証明書を発行する機関です。ほかのエンティティのために有効な証明書を発行する、信頼のおけるエンティティです。次に示す種類があります。
ルートCA:上位のCA による認証を受けないで、自分の正当性を自ら証明します。
中間CA:自分の正当性を証明するために、上位のCA による認証を受けています。
- CopyGC
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SerialGC使用時にNew領域に対して行われるGCのことです。
- DTP
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Eclipse Data Tools Platformの略称です。Eclipseからデータベースの管理・操作を行えるデータツールです。
- Explicitヒープ
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明示管理ヒープ機能で使用する、GCの対象とならないメモリー領域のことです。
- FullGC
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Tenured領域に対して行われるGCのことです。
- G1GC
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GCの処理方式の一つです。New領域にYoungGC、Tenured領域にMixedGCを行います。GCによるアプリケーションの停止時間を重視した処理方式です。
- GC
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JavaVMが自動で行うメモリの回収処理のことです。
- HTTP
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HyperText Transfer Protocolの略称です。インターネットで、WebサーバとWebクライアントの間でHTML文書を送受信するための通信プロトコルです。
- Java EE RI
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Java EE Reference Implementationの略称です。Java EE仕様の参照実装です。
- Java EE RIのDD
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Java EE仕様の参照実装が提供するDeployment Descriptorです。
- SerialGC
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GCの処理方式の一つです。New領域にCopyGC、Tenured領域にFullGCを行います。スループットを重視した処理方式です。
- SSL
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Secure Sockets Layerの略称です。情報を暗号化してネットワークで送受信するためのプロトコルの一つです。TCP 層の上位層です。クライアントとWebサーバの間で、証明書による認証、鍵交換、暗号化およびメッセージ認証をします。
- TLS
-
Transport Layer Securityの略称です。情報を暗号化してネットワークで送受信するためのプロトコルの一つです。SSLを基に改良が加えられたプロトコルです。
- URI
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Uniform Resource Identifierの略称です。URLのようにWeb上のデータの位置を指定する方法と、Web上の特定のデータを固有の名前で指定する方法を持ち合わせた規格です。URLとURNを組み合わせたもので、XML文書中でインターネット資源を表したり、名前空間を識別したりするときに使用します。URIは一般的概念で、URLの上位集合です。RFC1630で規定されています。
- Webサーバ
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Webブラウザーからのリクエスト受信およびWebブラウザーへのデータ送信に関連する処理を実行するプログラムです。
- Webフロントシステム
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Application Serverが主な対象としているシステムパターンです。セキュリティー装置、ロードバランサー、Application Server、データベースサーバ、ジョブ管理サーバ/メッセージ監視サーバで構成されるシステムのことです。
- WTP
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Eclipse Web Tools Platformの略称です。Javaアプリケーションの開発環境です。
(カ行)
- 拡張DD
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Java EEアプリケーションやJava EEモジュールごとに、Java EE Server固有機能の設定を行うための、XML形式の定義ファイルです。
- クラスター
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同じアプリケーション、リソース、および設定情報を共有するサーバインスタンスのグループです。
- 計画停止
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実行中のサーバプロセスまたはサーバスレッドを、実行終了後に停止する方法です。
- 公開鍵
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公開鍵暗号で使用する、データの暗号化または電子署名の検証をするための鍵です。公開鍵は、通常ネットワーク上などで公開されています。データを暗号化して送信する場合、送信者は受信者の公開鍵を使用してデータを暗号化します。また、受信した電子署名を検証する場合は、受信者は送信者の公開鍵を使用して電子署名を検証します。
(サ行)
- サーバインスタンス
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Java EEアプリケーションを稼働させるサーバプロセスのことです。
- サーバテンプレート
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サーバインスタンス、Webサーバ、およびパフォーマンストレーサーの運用に必要な設定を記述しているもので、ドメイン管理サーバが環境構築時に参照するファイルです。
- サービス〔Windows〕
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Windows システムで、ユーザーがログインしたときとは別に、システムを起動したときに自動的に開始するプロセスを作成して処理する機能です。
- 設定対象識別子
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asadmin set/get/listサブコマンドを使用して、設定値を変更または取得できる設定対象に対する識別子のことです。
(タ行)
- ドメイン
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業務システムを構成するサーバインスタンス、Webサーバ、またはパフォーマンストレーサーといったコンポーネントを管理するグループのことです。
- ドメイン管理サーバ
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ドメインの運用管理を行うサーバのことです。
(ナ行)
- ノード
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サーバインスタンス、Webサーバ、およびパフォーマンストレーサーが起動されるホストのことです。
(ハ行)
- 秘密鍵
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公開鍵暗号で使用する、データの復号化または電子署名を作成するための鍵(private key)です。非公開鍵ともいいます。 秘密鍵は、その所有者が安全に管理します。 暗号化されたデータを受信した場合、受信者は自分の秘密鍵を使用してデータを復号化します。また、送信するデータに電子署名を付加する場合は、送信者は自分の秘密鍵を使用し電子署名を作成します。
(マ行)
- 明示管理ヒープ機能
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SerialGC使用時に、FullGCの発生を抑止する機能です。
(ラ行)
- リモートモード
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ドメイン管理サーバと通信してコマンドを動作させるモードです。
- ローカルモード
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ドメイン管理サーバと通信しないでコマンドを動作させるモードです。
- ロードバランサー
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バックエンドサーバの負荷を均等にするために、リクエスト転送を調整する装置またはソフトウェアです。