Hitachi

 Hitachi Application Server V10 ユーザーズガイドWindows®用)


10.3.2 Webコンテナーのトレース取得ポイント

Webコンテナーでのトレース取得ポイントの詳細について説明します。

同期処理の場合

Webコンテナーでのトレースの取得ポイントを次に示します。

図10‒1 Webコンテナーのトレース取得ポイント(同期処理の場合)

[図データ]

メモ

この図は、リクエストの延長で取得する流れを示す図です。トレースを取得する契機すべてを示す図ではありません。このほかにも取得する契機はあります。

注※

リクエストヘッダーにアプリケーション情報が含まれている場合は引き継ぎます。

含まれていない場合はアプリケーション情報を生成します。

イベントID、トレースレベル、トレース取得ポイント、取得できる情報について次の表に示します。

表10‒3 Webコンテナーのトレース取得ポイントの詳細(同期処理の場合)

イベントID

図中の番号

PRFトレース取得レベル

トレース取得ポイント

取得できる情報

インターフェース名

オペレーション名

オプション

0xB100

1

標準レベル

リクエスト取得・リクエストヘッダー解析完了直後

HTTPメソッド名

URI

-

0xB101

6

標準レベル

リクエスト処理完了直後

HTTPメソッド名

URI

正常時

ステータスコード

異常時

ステータスコード:例外名

0xB200

2、3

標準レベル

サーブレット/JSP/JAX-RS/JAX-WSなどの呼び出し直前

JSP以外の場合

クラス名

JSPの場合

コンテキストルートを起点とするJSPファイルパス

-

セッションID

0xB201

4、5

標準レベル

サーブレット/JSP/JAX-RS/JAX-WSなどの処理完了直後

JSP以外の場合

クラス名

JSPの場合

コンテキストルートを起点とするJSPファイルパス

-

正常時

セッションID

異常時

セッションID:例外名

0xB202

3

標準レベル

静的コンテンツ呼び出し直前(DefaultServlet)

-

コンテキストルート名

セッションID

0xB203

4

標準レベル

静的コンテンツ処理完了直後(DefaultServlet)

-

コンテキストルート名

正常時

セッションID

異常時

セッションID:例外名

非同期処理の場合

サーブレットの非同期処理でのレスポンス送信時の、Webコンテナーでのトレースの取得ポイントを次に示します。

図10‒2 Webコンテナーの取得ポイント(非同期処理の場合)

[図データ]

メモ

この図は、リクエストの延長で取得する流れを示す図です。トレースを取得する契機すべてを示す図ではありません。このほかにも取得する契機はあります。

注※

リクエストヘッダーにアプリケーション情報が含まれている場合は引き継ぎます。

含まれていない場合はアプリケーション情報を生成します。

イベントID、トレースレベル、トレース取得ポイント、取得できる情報について次の表に示します。

表10‒4 Webコンテナーのトレース取得ポイントの詳細(非同期処理の場合)

イベントID

図中の番号

PRFトレース取得レベル

トレース取得ポイント

取得できる情報

インターフェース名

オペレーション名

オプション

0xB100

1

標準レベル

リクエスト取得・リクエストヘッダー解析完了直後

HTTPメソッド名

URI

-

0xB101

6

標準レベル

リクエスト処理完了直後

HTTPメソッド名

URI

正常時

ステータスコード

異常時

ステータスコード:例外名

0xB200

2

標準レベル

サーブレット/JSP/JAX-RS/JAX-WSなどの呼び出し直前

JSP以外の場合

クラス名

JSPの場合

コンテキストルートを起点とするJSPファイルパス

-

セッションID

0xB201

5

標準レベル

サーブレット/JSP/JAX-RS/JAX-WSなどの処理完了直後

JSP以外の場合

クラス名

JSPの場合

コンテキストルートを起点とするJSPファイルパス

-

正常時

セッションID

異常時

セッションID:例外名