Hitachi

 Hitachi Application Server V10 ユーザーズガイドWindows®用)


10.3.3 EJBコンテナーのトレース取得ポイント

EJBコンテナーでのトレース取得ポイントの詳細について説明します。

Session BeanおよびEntity Bean(ローカル呼び出し)の場合

Session BeanおよびEntity Bean(ローカル呼び出し)でのトレースの取得ポイントを次に示します。

図10‒3 Session BeanおよびEntity Bean(ローカル呼び出し)の取得ポイント

[図データ]

メモ

この図は、リクエストの延長で取得する流れを示す図です。トレースを取得する契機すべてを示す図ではありません。このほかにも取得する契機はあります。

イベントID、トレースレベル、トレース取得ポイント、取得できる情報について次の表に示します。

表10‒5 トレース取得ポイントの詳細

イベントID

図中の番号

PRFトレース取得レベル

トレース取得ポイント

取得できる情報

インターフェース名

オペレーション名

オプション

0xB300

1

標準レベル

EJBコンテナーがEJBのビジネスメソッドを呼び出す直前

EJBの実装クラス名

メソッド名(引数の数)

-

0xB301

2

標準レベル

EJBのビジネスメソッドの呼び出し直後

EJBの実装クラス名

メソッド名(引数の数)

正常時

-

異常時

例外名

注※

トレース取得ポイントで取得した例外がjava.lang.reflect.InvocationTargetExceptionだった場合、java.lang.reflect.InvocationTargetExceptionが保持している例外の例外名が出力されます。

Message Driven Beanの場合

Message Driven Beanでの、トレースの取得ポイントを次に示します。

図10‒4 Message Driven Beanのトレース取得ポイント

[図データ]

メモ

この図は、リクエストの延長で取得する流れを示す図です。トレースを取得する契機すべてを示す図ではありません。このほかにも取得する契機はあります。

イベントID、トレースレベル、トレース取得ポイント、取得できる情報について次の表に示します。

表10‒6 Message Driven Beanのトレース取得ポイントの詳細

イベントID

図中の番号

PRFトレース取得レベル

トレース取得ポイント

取得できる情報

インターフェース名

オペレーション名

オプション

0xB302

3

標準レベル

Message Driven Beanのメッセージリスナー呼び出し直前

EJBの実装クラス名

メソッド名(引数の数)

-

0xB303

4

標準レベル

Message Driven Beanのメッセージリスナー呼び出し直後

EJBの実装クラス名

メソッド名(引数の数)

正常時

-

異常時

例外名

注※

トレース取得ポイントで取得した例外がjava.lang.reflect.InvocationTargetExceptionだった場合、java.lang.reflect.InvocationTargetExceptionが保持している例外の例外名が出力されます。

Timer Serviceの場合

Timer Serviceでのトレースの取得ポイントを次に示します。

図10‒5 Timer Serviceのトレース取得ポイント

[図データ]

メモ

この図は、リクエストの延長で取得する流れを示す図です。トレースを取得する契機すべてを示す図ではありません。このほかにも取得する契機はあります。

イベントID、トレースレベル、トレース取得ポイント、取得できる情報について次の表に示します。

表10‒7 Timer Serviceのトレース取得ポイントの詳細

イベントID

図中の番号

PRFトレース取得レベル

トレース取得ポイント

取得できる情報

インターフェース名

オペレーション名

オプション

0xB304

5

標準レベル

EJBタイマーサービスのコールバックメソッド呼び出し直前

EJBの実装クラス名

メソッド名(引数の数)

-

0xB305

6

標準レベル

EJBタイマーサービスのコールバックメソッド呼び出し直後

EJBの実装クラス名

メソッド名(引数の数)

正常時

-

異常時

例外名

注※

トレース取得ポイントで取得した例外がjava.lang.reflect.InvocationTargetExceptionだった場合、java.lang.reflect.InvocationTargetExceptionが保持している例外の例外名が出力されます。

Session BeanおよびEntity Bean(リモート呼び出し)の場合

Session BeanおよびEntity Bean(リモート呼び出し)でのトレースの取得ポイントを次に示します。

図10‒6 Session BeanおよびEntity Bean(リモート呼び出し)のトレース取得ポイント

[図データ]

メモ

この図は、リクエストの延長で取得する流れを示す図です。トレースを取得する契機すべてを示す図ではありません。このほかにも取得する契機はあります。

イベントID、トレースレベル、トレース取得ポイント、取得できる情報について次の表に示します。

表10‒8 Session BeanおよびEntity Bean(リモート呼び出し)のトレース取得ポイントの詳細

イベントID

図中の番号

PRFトレース取得レベル

トレース取得ポイント

取得できる情報

インターフェース名

オペレーション名

オプション

0xB300

1

標準レベル

EJBコンテナーがEJBのビジネスメソッドを呼び出す直前

EJBの実装クラス名

メソッド名(引数の数)

-

0xB301

2

標準レベル

EJBのビジネスメソッドの呼び出し直後

EJBの実装クラス名

メソッド名(引数の数)

正常時

-

異常時

例外名

0xBB00

7

標準レベル

RMI/IIOPリクエスト送信前

RMI/IIOP のオペレーション名

RMI/IIOPのオペレーション名

-

0xBB01

10

標準レベル

RMI/IIOPレスポンス受信後

RMI/IIOPのインターフェース名

RMI/IIOPのオペレーション名

-

0xBB02

8

標準レベル

RMI/IIOPリクエスト受信後

RMI/IIOPのインターフェース名

RMI/IIOPのオペレーション名

-

0xBB03

9

標準レベル

RMI/IIOPレスポンス送信前

RMI/IIOPのインターフェース名

RMI/IIOPのオペレーション名

-

注※

トレース取得ポイントで取得した例外がjava.lang.reflect.InvocationTargetExceptionだった場合、java.lang.reflect.InvocationTargetExceptionが保持している例外の例外名が出力されます。

非同期EJB呼び出しの場合

非同期 EJB 呼び出しでのトレースの取得ポイントを次に示します。

図10‒7 非同期EJB呼び出しのトレース取得ポイント

[図データ]

メモ

この図は、リクエストの延長で取得する流れを示す図です。トレースを取得する契機すべてを示す図ではありません。このほかにも取得する契機はあります。

イベントID、トレースレベル、トレース取得ポイント、取得できる情報について次の表に示します。

表10‒9 非同期EJB呼び出しのトレース取得ポイントの詳細

イベントID

図中の番号

PRFトレース取得レベル

トレース取得ポイント

取得できる情報

インターフェース名

オペレーション名

オプション

0xB306

11

標準レベル

非同期EJBタスクが非同期EJBのビジネスメソッドを呼び出す直前

EJBの実装クラス名

メソッド名(引数の数)

-

0xB307

12

標準レベル

非同期EJBのビジネスメソッド呼び出し直後

EJBの実装クラス名

メソッド名(引数の数)

正常時

-

異常時

例外名

注※

トレース取得ポイントで取得した例外がjava.lang.reflect.InvocationTargetExceptionだった場合、java.lang.reflect.InvocationTargetExceptionが保持している例外の例外名が出力されます。