5.2　商品手配システムの開発（基本編）

商品手配システム（基本編）では，次に示す4つのコンポーネントを定義します。

• InventoryManagementサービスアダプタ

• DeliveryReceiptサービスアダプタ

• ProductStock_Normalビジネスプロセス

• ServiceReceipt受付

これらのコンポーネントの関係を次の図に示します。

図5‒2　コンポーネントの関係（商品手配システム（基本編））

商品手配システム（基本編）では，ServiceReceipt受付をProductStock_Normalビジネスプロセスに定義します。

ServiceReceipt受付はサービスリクエスタ側のインタフェースの役割を持ち，サービスリクエスタからの実行要求を受け付けると，ProductStock_Normalビジネスプロセスにデータを渡します。そして，ビジネスプロセスは定義されたフローで順次実行する役割を持ちます。

このフロー内でサービスアダプタを利用することで，次のサービス部品を呼び出せます。

• InventoryManagementサービスアダプタ

  在庫管理サービスを呼び出します。

• DeliveryReceiptサービスアダプタ

  配送受付サービスを呼び出します。

〈この節の構成〉

• 5.2.1　HTTPアダプタを動作させるためのクラスパスの設定

• 5.2.2　InventoryManagementサービスアダプタの定義

• 5.2.3　DeliveryReceiptサービスアダプタの定義

• 5.2.4　ProductStock_Normalビジネスプロセスの定義

• 5.2.5　コンポーネントの検証とパッケージング

• 5.2.6　HCSCコンポーネントの配備と開始

• 5.2.7　HCSCコンポーネントの配備内容の確認

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