10.2.2 サービスのエミュレーションの設定
作成済みの応答電文を実際のサービスを呼び出す代わりに利用したい場合,サービスのエミュレーションを設定します。
サービスのエミュレーションを利用することで,ビジネスプロセスから呼び出すサービスがなくても,プロセスインスタンスの処理を進めることができます。
サービスのエミュレーションには,自動エミュレーションと手動エミュレーションの2つの機能があります。
サービスの自動エミュレーションとは,サービス呼出アクティビティからサービスを呼び出す前に,エミュレーションするサービスのオペレーションや,オペレーションの応答電文を設定しておくことで,プロセスインスタンスの処理がサービス呼出アクティビティに進んだときに,自動的にサービスのエミュレーションが実行される機能です。
サービスの手動エミュレーションとは,プロセスインスタンスの処理がサービス呼出アクティビティで中断しているときに,エミュレーションするサービスの応答電文を設定し,手動でサービスのエミュレーションを実行する機能です。
(1) サービスの自動エミュレーションの設定
サービスの自動エミュレーションでは,エミュレーションするサービスのオペレーション,応答種別,応答電文などを設定します。
サービスの自動エミュレーションの設定手順については,「10.5.5 サービスの自動エミュレーション」を参照してください。
(2) サービスの手動エミュレーションの設定
サービスの手動エミュレーションでは,プロセスインスタンスの処理がサービス呼出アクティビティで中断しているときに,応答種別および応答電文を設定します。
サービスの手動エミュレーションの設定手順については,「10.5.6 サービスの手動エミュレーション」を参照してください。