10.3 ビジネスプロセスのデバッグの開始
ビジネスプロセスのデバッグを開始する手順について説明します。
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テスト環境を起動します。
テスト環境を起動する方法については,「2.4.3(1) テスト環境の起動と停止」を参照してください。
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標準受付を開始します。
ビジネスプロセスに標準受付を使用していない場合,この手順は不要です。
標準受付を開始する方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「5.3.10 標準受付を開始する」を参照してください。
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次のどれかの方法で,[デバッグ構成]ダイアログを表示します。
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Eclipseのツールバーから[デバッグ()]−[デバッグの構成]を選択します。
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ツリービューのサービス定義一覧からデバッグするビジネスプロセスを右クリックし,[デバッグの構成]を選択します。
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パッケージ・エクスプローラーから対象のプロジェクトを右クリックし,[デバッグ]−[デバッグの構成]を選択します。
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Eclipseのメニューから[実行]−[デバッグの構成]を選択します。
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[デバッグ構成]ダイアログのメニューから[HCSC-BP]を右クリックし,[新規]を選択します。
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[名前]にデバッグの名称を入力します。
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[ビジネスプロセス設定]タブの[デバッグ対象]のドロップダウンリストから,デバッグするビジネスプロセスを選択します。
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[デバッグ設定]タブを選択し,必要な情報を指定します。
[デバッグ設定]タブの表示・指定する内容については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.5.1 デバッグ構成ダイアログ」を参照してください。
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[デバッグ]ボタンをクリックします。
デバッグの開始処理の経過がコンソールビューに表示されます。ビジネスプロセス,ユーザ定義受付,およびサービスアダプタが編集中の場合は,編集中の定義を保管するかを確認するダイアログが表示されます。
ビジネスプロセスエディタが表示されます。ビジネスプロセスエディタの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.1.3 ビジネスプロセスのデバッグ画面の構成」を参照してください。
Eclipse起動後,最初にビジネスプロセスのデバッグを開始するときは,[アカウント認証]ダイアログが表示されます。ユーザIDとパスワードを入力して[OK]ボタンをクリックすると,ビジネスプロセスのデバッグの開始処理が開始されます。
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[OK]ボタンをクリックします。
ビジネスプロセスのデバッグが開始されます。
一度ビジネスプロセスのデバッグを開始すると,Eclipseの[デバッグ]メニューにデバッグ構成のショートカットが作成されます。以降は,このショートカットを選択することで,手順3〜手順8の操作を省略してデバッグを開始できます。
- 注意事項
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開発環境,運用環境,および実行環境は,同一のマシンに構築してください。複数マシンの構成にした場合,動作は保証できません。
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HCSCサーバはセットアップ済みの状態である必要があります。なお,セットアップは,単一のHCSCサーバ構成で実施してください。HCSC簡易セットアップを利用する場合も,単一のHCSCサーバ構成でセットアップしてください。
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HCSCサーバおよびデータベースを起動しておいてください。
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ビジネスプロセスのデバッグを開始する場合,次のときにエラーになることがあります。
・開発環境と運用環境でリポジトリの構成形態(データベースとReliable Messagingの組み合わせ)が不一致である。
・運用環境のリポジトリで配備済みのサービスが,開発環境で更新または削除されている。
・開発環境と運用環境のリポジトリ内でSOAPモードが不一致である。
エラーになる場合は,定義したすべてのHCSCコンポーネントを停止してHCSCサーバから削除したあと,再度ビジネスプロセスのデバッグを開始してください。
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ビジネスプロセスのデバッグの開始処理の途中でエラーが発生した場合,処理を中断して終了します。ただし,エラー発生前に終了している処理は,開始前の状態に戻りません。その場合,エラーの発生原因を取り除いて,再度開始してください。
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ビジネスプロセスのデバッグを開始したあとでビジネスプロセスやサービスアダプタを変更すると,デバッグの各機能が正常に動作しないおそれがあります。デバッグ中にビジネスプロセスやサービスアダプタを変更した場合は,ビジネスプロセスのデバッグをいったん終了してから再度デバッグを開始してください。
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ビジネスプロセスのデバッグは,単一のマシン内で開始してください。複数のマシン間でデバッグを開始した場合,動作を保証しません。
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ビジネスプロセスのデバッグの開始および終了操作は一度に1つしか実行できません。デバッグビューで複数のデバッグ構成を選択した状態で,デバッグの開始や終了操作をしないでください。
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[デバッグ構成]ダイアログの[デバッグ対象]で選択したビジネスプロセスだけ,デバッグが開始されます。ビジネスプロセスから呼び出すほかのビジネスプロセスなど,複数のビジネスプロセスを同時にデバッグする場合は,それぞれビジネスプロセスのデバッグを開始してください。
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デバッグの開始に失敗すると,サービスが起動できない状態となり,HCSCコンポーネントを停止するまでビジネスプロセスのデバッグを開始できなくなることがあります。
デバッグの開始に失敗したあと,デバッグの開始を再度実行しても失敗する場合は,HCSCコンポーネントを停止し,アンデプロイしてください。停止・アンデプロイの手順については,「8.6 HCSCコンポーネントを停止してHCSCサーバから削除する処理の一括実行」を参照してください。
なお,参照先の方法で停止・アンデプロイに失敗する場合は,コマンドを次の順に実行してHCSCコンポーネントを停止し,アンデプロイしてください。
1. csccompostop -allコマンド
csccompostopコマンドの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「csccompostop(HCSCコンポーネントの停止)」を参照してください。
2. csccompoundeploy -allコマンド
csccompoundeployコマンドの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「csccompoundeploy(配備済みのHCSCコンポーネントの削除)」を参照してください。
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同一のビジネスプロセスを重複して開始することはできません。
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最新のバージョンのビジネスプロセスでだけデバッグを開始できます。それ以外の場合,ビジネスプロセスのデバッグを実行できません。
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ビジネスプロセスのデバッグを開始したあとは,次の操作をしないでください。
・HCSCTEプロジェクトのクローズ
・HCSCTEプロジェクトの削除
・リポジトリディレクトリの変更
・リポジトリの初期化
・リポジトリのインポート
・サービスのインポート
・サービスのエクスポート
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- 参考
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ビジネスプロセスのデバッグを開始するときは,HCSCコンポーネントをHCSCサーバに配備して開始する処理が一括で実行されます。このとき,ビジネスプロセス,サービスアダプタ,およびユーザ定義の配備定義の処理は,[デバッグ構成]ダイアログの次に示す設定によって異なります。
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[パッケージング済みビジネスプロセス]で,パッケージング済みのビジネスプロセスを再パッケージングする設定にしているかどうか
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[サービス呼出アクティビティに設定されているサービス]で,サービス呼出アクティビティに設定されているサービスを自動的に配備・開始する設定にしているかどうか
詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.5.1 デバッグ構成ダイアログ」のデバッグ設定タブの説明を参照してください。
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