10.2.1 ブレークポイントの設定
任意のアクティビティでプロセスインスタンスの処理を中断したい場合,中断するアクティビティにブレークポイントを追加します。追加したブレークポイントは,必要に応じて条件設定を変更したり,エクスポートおよびインポートしたりします。
ブレークポイントを設定できるアクティビティの種類については,「10.5.1(1) プロセスインスタンスの処理を中断できるアクティビティ」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) ブレークポイントを追加する
ブレークポイントには,通常のブレークポイントと条件付きブレークポイントの2つがあります。通常のブレークポイントを追加した場合,アクティビティに処理が進んだときにプロセスインスタンスの処理が必ず中断されます。条件付きブレークポイントを追加した場合,アクティビティに処理が進んだときに,入力した条件式を満たしている(評価結果が真になる)と,プロセスインスタンスの処理が中断されます。
アクティビティに通常のブレークポイント,および条件付きブレークポイントを追加する手順を次に示します。
(a) 通常のブレークポイントの追加
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ビジネスプロセス定義画面でブレークポイントを追加するアクティビティを右クリックし,[ブレークポイントの追加]を選択します。
アクティビティにブレークポイントが追加され,アクティビティの横にブレークポイントを表すチェックが付きます。ビジネスプロセス定義画面の詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.2.3 ビジネスプロセス定義画面」を参照してください。
(b) 条件付きブレークポイントの追加
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ビジネスプロセス定義画面でブレークポイントを追加するアクティビティを右クリックし,[条件付きブレークポイントの追加]を選択します。
[条件設定]ダイアログが表示されます。
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条件式をXPathで入力します。※
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[OK]ボタンをクリックします。
アクティビティにブレークポイントが追加され,アクティビティの横にブレークポイントを表すチェックが付きます。
ブレークポイントを追加したアクティビティに処理が進んだときに,入力したXPathの条件式を満たしている(評価結果が真になる)と,プロセスインスタンスの処理が中断されます。
- 注※
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条件式を入力しなかった場合は,通常のブレークポイントとして扱われます。
(2) ブレークポイントの条件設定を変更する
追加した通常のブレークポイントおよび条件付きブレークポイントは,必要に応じて中断の条件を変更できます。
ブレークポイントの条件設定を変更する手順を次に示します。
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ビジネスプロセス定義画面でブレークポイントを追加したアクティビティを右クリックし,[条件の変更]を選択します。
[条件設定]ダイアログが表示されます。
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条件式をXPathで入力します。※
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[OK]ボタンをクリックします。
ブレークポイントの条件設定が変更されます。
ブレークポイントの条件設定を変更したアクティビティに処理が進んだときに,入力したXPathの条件式を満たしている(評価結果が真になる)と,プロセスインスタンスの処理が中断されます。
- 注※
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条件式を入力しなかった場合は,通常のブレークポイントとして扱われます。
(3) ブレークポイントを削除する
ビジネスプロセス定義画面でブレークポイントを削除するアクティビティを右クリックし,[ブレークポイントの削除]を選択すると,対象のアクティビティのブレークポイントが削除されます。
(4) ブレークポイントを無効にする
Eclipseの標準機能を使用して,ブレークポイントビューから,アクティビティに追加したブレークポイントを一時的に無効にできます。
ブレークポイントビューの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.1.3 ビジネスプロセスのデバッグ画面の構成」を参照してください。