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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 解説


3.9.2 ログ出力アクティビティのログファイルの取得方法

ログ出力アクティビティを設定すると,ユーザが指定した任意のメッセージをログ出力アクティビティのログファイルに出力できます。

ログ出力アクティビティのログファイルを出力するには,ログ出力アクティビティ定義ファイルなどの定義ファイルを準備します。その後,ビジネスプロセス定義画面でログ出力アクティビティを配置し,[ログ出力アクティビティ]ダイアログで必要な情報を指定します。

[ログ出力アクティビティ]ダイアログの指定方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.4.19 ログ出力アクティビティダイアログ」を参照してください。

ログ出力アクティビティの定義手順については,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編」の「5.6.13 ログ出力アクティビティ」を参照してください。

出力されたログ出力アクティビティのログファイルの確認方法については,「3.9.3 ログ出力アクティビティのログファイルの出力」を参照してください。

ログ出力アクティビティで使用する定義ファイルを次に示します。

これらの定義ファイルの定義内容を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) ログ出力アクティビティ定義ファイルの定義内容

ログ出力アクティビティ定義ファイルでは,ログ出力アクティビティのログファイルに関する情報を次に示すプロパティで指定します。ログ出力識別子は,ログ出力アクティビティのログファイルの出力先を一意に識別するための文字列です。

また,出力するメッセージの内容をメッセージ定義ファイルに定義する場合は,メッセージ定義ファイルのパスを次に示すプロパティで指定します。

ここで定義したログ出力識別子は,ログ出力アクティビティの設定時に[ログ出力アクティビティ]ダイアログで指定します。

ログ出力アクティビティ定義ファイルの定義方法の詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「3.20.1 ログ出力アクティビティ定義ファイル」を参照してください。

ログ出力アクティビティのログファイルは,log-activity.<ログ出力識別子>.filesizeで指定したファイルサイズに達したときローテーションが実行されます。時刻によるログの出力先ファイルの切り替え,および出力先ファイル切り替え時のファイル名付与規則については,Application Serverの設定に従います。

詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「2.2.3 usrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)」を参照してください。

(2) メッセージ定義ファイルの定義内容

ログ出力アクティビティのログファイルに出力する任意のメッセージは,[ログ出力アクティビティ]ダイアログで直接設定するほかに,メッセージ定義ファイルで定義することもできます。

メッセージ定義ファイルには,リソースKeyとメッセージを定義します。ここで定義したリソースKeyは,ログ出力アクティビティの設定時に[ログ出力アクティビティ]ダイアログで指定します。

メッセージ定義ファイルのファイルは,ログ出力識別子ごと(ログの出力先ごと)に作成します。作成したメッセージ定義ファイルのパスは,ログ出力アクティビティ定義ファイルに指定します。

メッセージ定義ファイルの定義方法の詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「3.20.2 メッセージ定義ファイル」を参照してください。

(3) HCSCサーバランタイム定義ファイルの定義内容

HCSCサーバランタイム定義ファイルの次に示すプロパティで,ログ出力アクティビティ定義ファイルのパスを指定します。

HCSCサーバランタイム定義ファイルの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「6.5.6 HCSCサーバランタイム定義ファイル」を参照してください。