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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 解説


3.9.1 設定に応じたログファイルの出力内容

[ログ出力アクティビティ]ダイアログでの設定によって,ログ出力アクティビティのログファイルに出力できる内容が異なります。

それぞれに必要な設定と出力されるログ出力アクティビティのログファイルの内容について説明します。

出力内容の詳細については,「3.9.3(3) ログ出力アクティビティのログファイルの出力内容」を参照してください。

[ログ出力アクティビティ]ダイアログで設定した任意の文字列を出力する場合

[ログ出力アクティビティ]ダイアログで設定した任意の文字列を出力する場合,ログ出力アクティビティ定義ファイルの設定が必要です。

ログ出力アクティビティ定義ファイルの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「3.20.1 ログ出力アクティビティ定義ファイル」を参照してください。

なお,任意の文字列を出力する場合,ログレベルによるログ出力の制御はできません。自動的にログレベル「ERROR」が設定されます。

ログファイルが出力されるまでのログ出力アクティビティの動作について,次の図に示します。

図3‒65 ログ出力アクティビティの動作([ログ出力アクティビティ]ダイアログで設定した任意の文字列を出力する場合)

[図データ]

  1. メッセージとして[ログ出力アクティビティ]ダイアログで設定した任意の文字列を取得します。また,ログ出力識別子に該当するログファイルのファイルパスをログ出力アクティビティ定義ファイルから取得します。

  2. 1.で作成したメッセージを,ログ出力アクティビティ定義ファイルに定義されているログファイルに出力します。

メッセージ定義ファイルに定義したメッセージを出力する場合

メッセージ定義ファイルに定義したメッセージを出力する場合,ログ出力アクティビティ定義ファイル,およびメッセージ定義ファイルの設定が必要です。

ログ出力アクティビティ定義ファイル,およびメッセージ定義ファイルの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「3.20.1 ログ出力アクティビティ定義ファイル」および「3.20.2 メッセージ定義ファイル」を参照してください。

ログファイルが出力されるまでのログ出力アクティビティの動作について,次の図に示します。なお,この例ではメッセージに埋め込み要素を使用しています。

図3‒66 ログ出力アクティビティの動作(メッセージ定義ファイルに定義したメッセージを出力する場合)

[図データ]

  1. ログ出力アクティビティ定義ファイルに設定されているメッセージ定義ファイルの場所を探し,ログ出力アクティビティで設定したリソースKey(msg_id_001-ERROR)に該当するメッセージを取得します。

  2. [ログ出力アクティビティ]ダイアログで設定した埋め込み要素(変数名:input,部分名:part_elm1)の値(value1)を取得します。

  3. 1.で取得したメッセージに2.で取得した埋め込み文字(値:value1)を設定します。

  4. 3.で作成したメッセージを,ログ出力アクティビティ定義ファイルに定義されているログファイルに出力します。