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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Webサービス開発ガイド


16.2.17 javax.xml.ws.ResponseWrapperアノテーション

javax.xml.ws.ResponseWrapperアノテーションは,wrapperスタイルで指定できます。

javax.xml.ws.ResponseWrapperアノテーションはSEIで指定するアノテーションです。Webサービス実装クラスに指定した場合は無視されます。

javax.xml.ws.ResponseWrapperアノテーションを使用したカスタマイズ例を次の図に示します。

図16‒24 javax.xml.ws.ResponseWrapperアノテーションを使用したカスタマイズ例

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) localName要素(javax.xml.ws.ResponseWrapper)

localName要素は,レスポンスwrapper要素のローカル名のマッピングをカスタマイズするときに指定します。localName要素に要素値を指定した場合,wrapper要素の型名もカスタマイズできます。

localName要素は半角英数字とアンダースコア(_)で指定します。それ以外の文字を指定した場合の動作は保証されません(エラーメッセージは出力されません)。

(2) targetNamespace要素(javax.xml.ws.ResponseWrapper)

targetNamespace要素は,レスポンスwrapper要素の名前空間のマッピングをカスタマイズするときに指定します。

targetNamespace要素には,http://またはurn:のプロトコルを名前空間として指定します。指定できる名前空間の形式および文字列を示します。

(3) className要素(javax.xml.ws.ResponseWrapper)

className要素は,生成するレスポンスbeanのクラス名を完全修飾名で指定します。

className要素を指定するときの注意事項について説明します。

(4) partName要素(javax.xml.ws.ResponseWrapper)

partName要素は,レスポンスwrapper要素を参照するoutputメッセージのパート名をカスタマイズするときに指定します。

partName要素は半角英数字とアンダースコア(_)で指定します。それ以外の文字を指定した場合の動作は保証されません(エラーメッセージは出力されません)。