-XX:[+|-]HitachiVerboseGCPrintJVMInternalMemory(Cヒープ情報出力オプション)
形式
- -XX:+HitachiVerboseGCPrintJVMInternalMemory
-
JavaVM内部で管理しているヒープ情報をJavaVMログファイルへ出力します。
- -XX:-HitachiVerboseGCPrintJVMInternalMemory
-
JavaVM内部で管理しているヒープ情報をJavaVMログファイルへ出力しません。
説明
JavaVM内部で管理しているヒープ情報をJavaVMログファイルに出力するかどうかを指定します。
Cヒープ領域のうち,次の2種類の方法で取得したヒープ領域は,JavaVM内部で管理する方式で管理されています。
-
mmapで取得したCヒープ領域
-
mallocで取得したCヒープ領域
-XX:+HitachiVerboseGCPrintJVMInternalMemoryオプションを有効にした場合,mmapで取得したCヒープの総サイズ(mmap_total_size)と,mallocで取得したCヒープの総サイズ(malloc_total_size)を出力できます。また,これらの割り当て済みの領域のうち,使用中の領域のサイズの合計値(jvm_alloc_size)も出力できます。
- デフォルト値
-
-
-XX:+HitachiVerboseGCPrintJVMInternalMemory
-
- 前提オプション
-
-
-XX:+HitachiVerboseGC
-
出力形式
[id] <date> (Skip Full:full_count, Copy:copy_count, Inc:inc_count) [gc_kind gc_info, gc_time secs][Eden: eden_info][Survivor: survivor_info][Tenured: tenured_info] [Metaspace: metaspace_info][class space: class_space_info][cause:cause_info] [User: user_cpu secs][Sys: system_cpu secs][IM: jvm_alloc_size, mmap_total_size, malloc_total_size][TC: thread_count][DOE: doe_alloc_size, called_count]
出力内容を次に示します。なお,ここでは,このオプションによって出力される項目について説明します。ここで説明している以外の項目については,「-XX:[+|-]HitachiVerboseGC(拡張verbosegc情報出力オプション)」の出力形式の説明を参照してください。
- jvm_alloc_size
-
JavaVM内部で管理している領域のうち,現在使用中の領域のサイズ(mmap_total_sizeとmalloc_total_sizeの合計サイズのうち,現在使用中の領域のサイズ)。
- mmap_total_size
-
JavaVM内部で管理している領域のうち,mmap(Windowsの場合はVirtualAlloc)で割り当てたCヒープの総サイズ。
- malloc_total_size
-
JavaVM内部で管理している領域のうち,mallocで割り当てたCヒープの総サイズ。
出力例
[VGC]<Wed Jan 27 13:03:36 2010>(Skip Full:0,Copy:0)[GC 489K->152K(3520K), 0.0156080 secs][DefNew::Eden: 489K->0K(2048K)][DefNew::Survivor: 0K->63K(64K)][Tenured: 0K->88K(1408K)][Metaspace: 3634K(4492K, 4492K)->3634K(4492K, 4492K)][class space: 356K(388K, 388K)->356K(388K, 388K)] [cause:ObjAllocFail][IM: 729K, 928K, 0K][TC: 509][DOE: 16K, 170]