cmx_scaleout_host(Webシステムの情報モデルの変更)
形式
cmx_scaleout_host [共通引数] -f <スケールアウト用ホスト定義ファイル>
機能
スケールアウト用ホスト定義ファイルの内容に従って,ホスト単位管理モデルのWebシステムの情報モデルを変更します。JP1/SC/DPMを利用して,ホスト単位管理モデルのWebシステムをスケールアウトする場合に使用します。このコマンドは複製先のホストで実行します。
引数
- -f <スケールアウト用ホスト定義ファイル>
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スケールアウト用ホスト定義ファイルのパスを指定します。
入力例
cmx_scaleout_host -f MyWebSystemHostScaleout.xml
戻り値
- 0:
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正常終了しました。
- 1:
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警告終了しました。
- 64:
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異常終了しました。
注意事項
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運用管理サーバモデルのWebシステムのホストに対して,このコマンドを実行した場合はエラーになります。
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負荷分散機およびCTMを使用したシステムで,このコマンドを実行する場合の注意事項を次に示します。
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負荷分散機を使用したシステムの場合
複製元のホストと複製先のホストは,負荷分散機の仮想サーバを共有します。負荷分散機で使用するサーバIDの割り振りルールの範囲が,ホスト間で重複しないように,スケールアウト用ホスト定義ファイルを設定してください。
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CTMを使用したシステムの場合
複製元のホストと複製先のホストは,同じCTMドメインに属します。複製元のホストにCTM識別子が定義されている場合,複製先のホストにも同じCTM識別子が定義されるため,CTMドメイン内でCTM識別子が重複することになります。このため,複製元のホストでは,CTM識別子の設定を省略することをお勧めします。CTM識別子の設定を省略した場合,CTM識別子は,ホスト間で一意になるように,Management Serverで自動的に設定されます。
なお,複製元のホストでCTM識別子を定義している場合は,このコマンドを実行したあとに,複製先のホストのCTM識別子をCTMドメイン内でユニークになるように設定し直してください。
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