cmx_resume_lb(負荷分散機の設定再開始)
形式
cmx_resume_lb [共通引数] [-s <Webシステム名>]
機能
負荷分散機を冗長化したシステムの場合に,障害の発生した負荷分散機の休止状態を解除して,設定処理を再開します。
負荷分散機を冗長化したシステムの場合,cmx_build_systemコマンドなどを入力すると,2台の負荷分散機に対して同じ設定が同時に実行されます。一方の負荷分散機で障害が発生すると,障害が発生した負荷分散機に対する設定は抑止され,もう一方の負荷分散機だけに設定を実行する運用になります。この場合,障害の発生した負荷分散機を正常な負荷分散機と同じ設定に復旧してから,cmx_resume_lbコマンドを実行します。cmx_resume_lbコマンドが正常に受け付けられると,両方の負荷分散機に対して同じ設定を同時に実行する運用に回復されます。
引数
- -s <Webシステム名>
-
Webシステム名を指定します。
このオプションを省略した場合は,.cmxrcファイルまたはcmxclient.propertiesファイルのcmx.websystem.nameキーで設定した値が仮定されます。なお,.cmxrcファイルおよびcmxclient.propertiesファイルのcmx.websystem.nameキーを省略している場合に,このオプションを省略してコマンドを実行したときは,エラーになります。
入力例
cmx_resume_lb -s sample-system
戻り値
- 0:
-
正常終了しました。
- 1:
-
警告終了しました。
- 64:
-
異常終了しました。
注意事項
負荷分散機を冗長化したシステムでない場合,または負荷分散機が休止状態でない場合はエラーになります。