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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編


cmx_list_status(サービスユニット状況の表示)

〈このページの構成〉

形式

機能

Webシステム中のサービスユニットのステータスを取得する場合

サービスユニットの稼働状況のステータス,およびサービスユニットに対するcmx_build_systemコマンドの実行状態を取得し,標準出力に取得結果を出力します。

  • サービスユニットの稼働状況のステータス

    サービスユニットの状態を取得し,標準出力に取得結果を出力します。出力されるサービスユニット稼働状況のステータスを次に示します。

    • working

      稼働状態を表します。サービスユニット中の全論理サーバが稼働中で,負荷分散機からリクエストが振り分けられる状態(閉塞解除状態)です。負荷分散機がない場合は,cmx_start_targetコマンドで-modeオプションにALLを指定して実行したときの状態です。

    • ready

      準備状態を表します。サービスユニット中の全論理サーバが稼働中で,負荷分散機からのリクエスト振り分けが抑止されている状態(閉塞状態)です。負荷分散機がない場合は,cmx_start_targetコマンドで-modeオプションにREADYを指定して実行したときの状態です。通常,アプリケーションのテストなどは,停止状態から準備状態にして,アプリケーションのデプロイや外部との接続をしないで実施します。

    • hold

      閉塞状態を表します。サービスユニット中のWebサーバが計画停止済み(ほかの論理サーバは稼働中)で,負荷分散機からのリクエスト振り分けが抑止されている状態(閉塞状態)です。通常,J2EEアプリケーションの入れ替えなどは,稼働状態から閉塞状態にして,実施します。なお,閉塞状態と準備状態との違いは,Webサーバが起動しているかどうかだけです。

    • stopped

      停止状態を表します。サービスユニット中の全論理サーバが停止済みで,負荷分散機からのリクエスト振り分けが抑止されている状態(閉塞状態)です。

    • no working

      未稼働状態を表します。サービスユニット中の論理サーバの一部が稼働中または全論理サーバが停止済みで,負荷分散機からリクエストが振り分けられる状態(閉塞解除状態)です。負荷分散機がない場合は出力されません。

    • no ready

      未準備状態を表します。サービスユニット中のWebサーバが停止済みでほかの論理サーバの一部が稼働中,またはサービスユニット中のWebサーバが稼働中でほかの論理サーバの一部が稼働中もしくは全論理サーバが停止済みで,負荷分散機からのリクエスト振り分けが抑止されている状態(閉塞状態)です。

  • cmx_build_systemコマンドの実行状態

    サービスユニットに対するcmx_build_systemコマンドの実行状態を取得し,標準出力に取得結果を出力します。出力されるcmx_build_systemコマンドの実行状態を次に示します。

    • done

      実行済み状態を表します。cmx_build_systemコマンドを実行して,負荷分散機および論理サーバがセットアップ済みで,論理サーバの設定情報が配布済みの状態です。

    • not done

      未実行状態を表します。cmx_build_systemコマンドの実行に失敗した状態(負荷分散機または論理サーバのどれかが未セットアップまたは未配布)です。

コマンドのオプションで,サービスユニットが指定されていれば特定のサービスユニットが,省略されていればWebシステム中の全ユニットが表示の対象となります。

なお,それぞれのJ2EEアプリケーションやそれぞれの論理サーバの稼働状態を知りたい場合は,mngsvrutilコマンドを使用してください。mngsvrutilコマンドについては,「7.2 Management Serverで使用するコマンドの詳細」の「mngsvrutil(Management Serverの運用管理コマンド)」を参照してください。

Webシステムに関連づいていない論理サーバのステータスを取得する場合

  • 論理サーバの稼働状況のステータス

    論理サーバの状態を取得し,標準出力に取得結果を出力します。出力されるサービスユニット稼働状況のステータスについては,マニュアル「アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の「4.4 論理サーバの運用監視」を参照してください。

  • 論理サーバの設定情報の配布の実行状態

    論理サーバに対する設定情報の配布の実行状態を取得し,標準出力にdone(実行済み)とnot done(未実行)で取得結果を出力します。設定情報の配布が実行済みの状態とは,次の2種類の状態を指します。

    • cmx_build_systemコマンドを引数に-nsを指定して実行し,正常にシステムの構築が完了した状態

    • 運用管理ポータルで正常に論理サーバの配布が完了した状態

引数

-s <Webシステム名>

Webシステム名を指定します。

このオプションを省略した場合は,.cmxrcファイルまたはcmxclient.propertiesファイルのcmx.websystem.nameキーで設定した値が仮定されます。なお,.cmxrcファイルおよびcmxclient.propertiesファイルのcmx.websystem.nameキーを省略している場合に,このオプションを省略してコマンドを実行したときは,エラーになります。

-unit <サービスユニット名>

サービスユニット名を指定します。

-ns

Webシステムに関連づいていない論理サーバのステータスを取得する場合に指定します。

出力形式

CSV形式で出力されます。

入力例・出力例

戻り値

0:

正常終了しました。

1:

警告終了しました。

64:

異常終了しました。

注意事項