7.3.9 collect
引数に指定されたファイルなどを収集します。"-t"オプションに,パフォーマンストレーサ,CTM以外の論理サーバが指定された場合は,エラーになります。
サブコマンドcollectに指定できる引数を次に示します。
collectでは,次の3種類の操作を実行できます。
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引数に"allPrfTraces"または"prfTrace"を指定して,稼働中のパフォーマンストレーサの性能解析トレースを収集します。
引数に"allPrfTraces"が指定された場合,運用管理ドメイン内のすべてのパフォーマンストレーサについて性能解析トレースを収集します。
引数に"prfTrace"が指定された場合,"-t"オプションで指定されたパフォーマンストレーサ,または"-t"オプションで指定されたホスト内のパフォーマンストレーサについて性能解析トレースを収集します。
性能解析トレースは,<Managerのログ出力ディレクトリ>\prf\(Windowsの場合),または<Managerのログ出力ディレクトリ>/prf/(UNIXの場合)に出力されます。
なお,性能解析トレースファイルは,トレース情報の収集対象別に次の表に示すファイル名で出力されます。
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ドメイン指定の場合:<運用管理ドメイン名>-<日時※>.zip
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ホスト指定の場合:<ホスト名>-<日時※>.zip
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論理サーバ指定の場合:<論理サーバ名>-<日時※>.zip
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引数に"allCtmStatistics"または"ctmStatistics"を指定して,稼働中のCTMの稼働統計情報を収集します。
引数に"allCtmStatistics"が指定された場合,運用管理ドメイン内のすべてのCTMについて稼働統計情報を収集します。
引数に"ctmStatistics"が指定された場合,"-t"オプションで指定されたCTM,または"-t"オプションで指定されたホスト内のCTMについて稼働統計情報を収集します。
CTM起動ホストでCSV形式で出力されたCTM稼働統計情報の収集ファイルは,ZIP形式でアーカイブされ,<ホスト名>-<論理サーバ名>-<日時>.zipファイルが作成されます。さらに,Management Serverにファイル転送されたあと,<Managerログ出力ディレクトリ>\ctm\(Windowsの場合),または<Managerログ出力ディレクトリ>/ctm/(UNIXの場合)に格納されます。ドメイン指定またはホスト指定の場合は複数ファイルをZIP形式の一つのファイルにして,論理サーバ指定の場合はファイル名を変更して格納します。
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ドメイン指定の場合:<ドメイン名>-<日時※>.zip
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ホスト指定の場合:<ホスト名>-<日時※>.zip
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論理サーバ指定の場合:<論理サーバ名>-<日時※>.zip
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引数に"snapshot"を指定して,snapshotログを収集します。
引数に"snapshot"が指定された場合,"-t"オプションで指定されたホスト内のsnapshotログを収集します。同時に,インストール情報およびOS状態情報が取得されます。なお,"-t"オプションに,論理サーバが指定された場合はエラーとなります。
収集が成功すると,ZIP形式で作成された次のファイル名を表示します。
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一次送付資料:snapshot-<ホスト名>-log-<日時※>.zip
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二次送付資料:snapshot-<ホスト名>-log-<日時※>.2.zip
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- 注※
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日付の形式は,次のどれかになります。
・yyyyMMddHHmmss
・yyyyMMddHHmmss+hhmm
・yyyyMMddHHmmss-hhmm