mstrexport(Management Server管理ファイルの退避)
形式
mstrexport <ファイル名> [<退避対象定義ファイル名>]
機能
運用管理サーバの実行系と待機系を1:1にして系切り替えをする場合,実行系の運用管理サーバのManagement Server管理ファイルを収集してZIP形式ファイルに出力し,退避します。
引数
オプションの指定がない場合,コマンドの使用方法が表示されます。
- <ファイル名>
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Management Server管理ファイルを退避する時に出力するZIPファイル名を指定します。絶対パス,相対パスで指定できます。拡張子を「.zip(大文字,または小文字)」にしなかった場合は,「.zip」を付加します。
- <退避対象定義ファイル名>
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Management Server管理ファイル用退避対象定義ファイル名を絶対パス,または相対パスで指定します。
Management Server管理ファイル用退避対象定義ファイルは,デフォルトで退避対象となっているファイルのほかに収集したいファイルがある場合に指定します。詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「8.2.13 Management Server管理ファイル用退避対象定義ファイル」を参照してください。
入力例
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入力例1
カレントディレクトリにManagement Server管理ファイルを収集したmstruct.zipを出力する場合
mstrexport mstruct.zip
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入力例2
カレントディレクトリ以外のディレクトリに,デフォルトで収集されるファイルに加えてfilelist.txtに記述されたファイルを収集したmstruct.zipを出力する場合
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Windowsの場合
mstrexport c:/tmp/mstruct.zip "c:/Documents and Settings/MyUser/filelist.txt"
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UNIXの場合
mstrexport /tmp/mstruct.zip "/usr/filelist.txt"
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注意事項
mstrexportコマンドで退避したファイルのアクセス権は,デフォルトのアクセス権となります。そのため,一般ユーザの読み取りを許可しないなど,アクセス制限を設ける必要のあるファイルは退避対象に含めないでください。