cjimportwar(WARアプリケーションのインポート)
形式
- アーカイブ形式のWARアプリケーションをインポートする場合
-
cjimportwar [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>]
-f <WARファイルのパス> [-name <アプリケーション名>]
[-contextroot <コンテキストルート>]
[-c <cosminexus.xmlファイル>]
- 展開ディレクトリ形式のWARアプリケーションとしてインポートする場合(WARディレクトリ)
-
cjimportwar [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>]
-a <WARディレクトリパス> [-name <アプリケーション名>]
[-contextroot <コンテキストルート>]
[-c <cosminexus.xmlファイル>]
機能
指定されたJ2EEサーバにWARアプリケーションをインポートします。なお,WARアプリケーションのインポートで,-cオプションで指定したパスにあるcosminexus.xmlを読み込みます。
引数
- <サーバ名称>
-
接続先J2EEサーバ名称を指定します。サーバ名称を省略したときは,ホスト名称がサーバ名称として使用されます。
- -nameserver <プロバイダURL>
-
CORBAネーミングサービスへのアクセスプロトコル,CORBAネーミングサービスが稼働しているホスト名,およびそれが使用しているポート番号を次に示す形式で指定します。
<プロトコル名称>::<ホスト名称>:<ポート番号>
指定内容の詳細については,「2.1.2 プロバイダURLについて」を参照してください。
- -f <WARファイルのパス>
-
インポートするWARファイルのパスを指定します。
- -a <WARディレクトリパス>
-
WARディレクトリのパスを指定します。
- -name <アプリケーション名>
-
アプリケーション名を1文字以上で指定します。
アプリケーション名には,英数字(0〜9,A〜Z,a〜z)または次の特殊文字が使用できます。
プラス(+),ハイフン(-),ピリオド(.),キャレット(^),アンダースコア(_)
-nameオプションを省略した場合,J2EEサーバはWARファイル名,またはWARディレクトリ名を基に,使用できない文字をアンダースコア(_)に置き換えてアプリケーション名を設定します。なお,J2EEサーバが設定したアプリケーション名がJ2EEサーバ内で重複する場合,アプリケーション名がJ2EEサーバ内で一意となるように,そのアプリケーション名の末尾に通し番号(1〜2147483647)が追加されます。
- -contextroot <コンテキストルート>
-
コンテキストルートを指定します。
コンテキストルートには,URI(RFC3986)で使用できる文字が使用できます。ただし,ejb/,web/,/ejb/,および/web/が先頭となる文字列を指定することはできません。
ルートを指定する場合は,空文字列またはスラッシュ(/)を指定します。
-contextrootオプションを省略した場合,web.xmlのdefault-context-pathタグに指定した値が適用されます。値が指定されていない場合は,J2EEサーバはWARファイル名,またはWARディレクトリ名を基に,使用できない文字をアンダースコア(_)に置き換えてコンテキストルートを設定します。ただし,WARファイルから拡張子を取り除いた文字列,またはWARディレクトリ名がejb,webの場合,それぞれejb1,web1に変換します。
- -c <cosminexus.xmlファイル>
-
cosminexus.xmlファイルのパスを指定します。なお,cosminexus.xmlファイルのファイル名はすべて小文字の「cosminexus.xml」です。
cosminexus.xmlファイルのパスを省略したときは,cosminexus.xmlファイルは読み込まれません。
入力例
- アーカイブ形式のWARアプリケーションをインポートする場合
cjimportwar MyServer -f WarApp1.war -name WarApp1 -contextroot app1/appwar -c cosminexus.xml
- WARディレクトリを展開ディレクトリ形式のアプリケーションとしてインポートする場合
cjimportwar MyServer -a WarAppDirPath -name WarApp1 -contextroot app1/appwar -c cosminexus.xml
戻り値
- 0:
-
正常終了しました。
- 1:
-
異常終了しました。
- 2:
-
排他エラーによってコマンドを実行できません。
- 3:
-
タイムアウトが発生しました。
- 8:
-
実行時情報エラーが発生しました。
- 9:
-
管理者特権がないため,コマンドが実行できません(Windowsの場合)。
注意事項
-
コマンドの引数にサーバ名称を指定する場合,コマンド名の直後にする必要があります。そのほかの引数は,サーバ名称より後ろ(サーバ名称を省略した場合はコマンド名の後ろ)にあれば順序は任意です。ただし,オプション名と値の順序の入れ替え(例:<プロバイダURL> -nameserver)やオプション名と値を非対応にすること(例:-nameserver <WARファイルのパス> -f <プロバイダURL>)はできません。
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コマンドの引数にサーバ名称を指定する場合,cjsetupコマンドで指定したサーバ名称と大文字・小文字を一致させた文字列を指定する必要があります。
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同じアプリケーション名を持つJ2EEアプリケーションが,インポート先のJ2EEサーバにすでに存在する場合,このコマンドはエラー終了します。ただし,-nameオプションを省略した場合は,アプリケーションの末尾に通し番号を追加したアプリケーション名でインポートされます。
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インポートするアプリケーションのアプリケーション名が255文字より大きい場合はエラーとなります。