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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド


3.4.1 J2EEアプリケーションの設定

J2EEアプリケーションの設定では,J2EEアプリケーションをJ2EEサーバ上で実行するために必要な設定をします。J2EEアプリケーションの構成要素であるEJB-JAR,WAR,リソースアダプタなどに関する定義情報は,cosminexus.xmlで定義します。詳細は,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「16. アプリケーションの属性管理」を参照してください。なお,cosminexus.xmlを使用しない場合は,サーバ管理コマンドを使用してリソースアダプタのプロパティの設定,接続の確認などを実施します。詳細は,マニュアル「アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド」の「7. J2EEアプリケーションの作成」を参照してください。

J2EEアプリケーションの設定は,J2EEサーバが起動している状態で実施します。J2EEサーバおよびその前提プロセスを起動してからJ2EEアプリケーションの設定を開始してください。論理サーバの起動手順については,「4.1.2(4) 論理サーバの起動」を参照してください。

参考

J2EEアプリケーションは,WTPなどを使用して,アプリケーション開発時に作成しておいてください。J2EEアプリケーションの作成については,マニュアル「アプリケーションサーバ アプリケーション開発ガイド」を参照してください。

アーカイブ形式および展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションについては,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「18. J2EEアプリケーションの形式とデプロイ」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 設定手順

運用管理ポータルの「論理サーバのアプリケーション管理」で,運用管理ドメイン内の論理J2EEサーバでJ2EEアプリケーションを実行するために必要な設定をする手順について説明します。J2EEアプリケーションの形式には,アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションと,展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションがあります。J2EEアプリケーションの形式ごとに設定手順を説明します。

参考

エクスポート,インポートすると,作成済みのJ2EEアプリケーションをほかのJ2EEサーバに効率良く設定できます。エクスポートはサーバ管理コマンド(cjexportapp)で実行します。インポートは運用管理ポータルまたはサーバ管理コマンド(cjimportapp)で実行します。

(2) 操作する画面

運用管理ポータルの「論理サーバのアプリケーション管理」でJ2EEアプリケーションに対して操作できる内容と操作する画面を次の表に示します。

表3‒6 論理サーバのアプリケーション管理でJ2EEアプリケーションに対して操作できる内容と操作する画面

操作内容

操作

画面の参照先

J2EEアプリケーションのアップロード

12.2.1

J2EEアプリケーションのインポート

12.3.3

アプリケーションディレクトリのインポート

12.3.4

J2EEアプリケーションの削除

12.3.5

(凡例)

◎:必要。最低限必要な操作です。

○:任意。構築または運用で必要と判断される場合に操作します。

注※

アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションの場合は,「J2EEアプリケーションのインポート」を使用してインポートします。展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションの場合は,「アプリケーションディレクトリのインポート」を使用してインポートします。