cjsuspendpool(メンバコネクションプールの一時停止)
形式
cjsuspendpool [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>] -resname <リソースアダプタ表示名> [-resname <リソースアダプタ表示名> ...]
機能
クラスタコネクションプールのメンバコネクションプールを一時停止します。一度に複数のメンバコネクションプールの一時停止もできます。一時停止に失敗したメンバコネクションプールがある場合でも,すべてのメンバコネクションプールに対して一時停止を試みます。どれか一つでも一時停止できなかった場合は異常終了となります。
リソースアダプタが開始状態のときに,このコマンドを実行すると,メンバコネクションプールは手動閉塞状態になり,コマンドは終了します。その後,J2EEサーバでは一時停止処理が行われます。一時停止処理が完了すると,メンバコネクションプールは手動一時停止状態になります。
リソースアダプタが停止状態のときに,このコマンドを実行すると,メンバコネクションプールは手動一時停止予約状態になります。
引数
- <サーバ名称>
-
接続先J2EEサーバ名称を指定します。サーバ名称を省略したときは,ホスト名称がサーバ名称として使用されます。
- -nameserver <プロバイダURL>
-
CORBAネーミングサービスへのアクセスプロトコル,CORBAネーミングサービスが稼働しているホスト名,およびそれが使用しているポート番号を次に示す形式で指定します。
<プロトコル名称>::<ホスト名称>:<ポート番号>
指定内容の詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「2.1.2 プロバイダURLについて」を参照してください。
- -resname <リソースアダプタ表示名>
-
一時停止対象となるメンバリソースアダプタの表示名を指定します。
クラスタコネクションプールのメンバリソースアダプタの表示名以外を指定した場合,異常終了となります。
この引数は,指定したリソースアダプタの開始/停止状態に関係なく,このコマンド自体を実行できます。ただし,メンバコネクションプールの状態によって,コマンドを実行できる場合とできない場合があります。詳細は次の表を参照してください。
メンバコネクションプールの状態
コマンドの実行可否
開始状態
開始予約状態
自動一時停止状態
自動一時停止予約状態
実行可能
手動一時停止状態
手動一時停止予約状態
自動再開中状態
手動再開中状態
自動閉塞状態
手動閉塞状態
実行不可
入力例
cjsuspendpool MyServer -resname DB_Connector_for_Oracle_ClusterPool_Member
戻り値
- 0:
-
正常終了しました。
- 1:
-
異常終了しました。
- 2:
-
排他エラーによってコマンドが実行できません。
- 3:
-
タイムアウトエラーが発生しました。
- 9:
-
管理者特権がないため,コマンドが実行できません(Windows Server 2012,Windows Server 2008,Windows 8,Windows 7またはWindows Vistaの場合)。
注意事項
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コマンドの引数にサーバ名称を指定する場合,コマンド名の直後にする必要があります。そのほかの引数は,サーバ名称より後ろ(サーバ名称を省略した場合はコマンド名の後ろ)にあれば順序は任意です。ただし,オプション名と値の順序の入れ替え(例:<データソース表示名> -resname)やオプション名と値を非対応にすること(例:-nameserver <データソース表示名> -resname <プロバイダURL>)はできません。
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コマンドの引数にサーバ名称を指定する場合,cjsetupコマンドで指定したサーバ名称と大文字・小文字を一致させた文字列を指定する必要があります。cjsetupコマンドの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cjsetup(J2EEサーバのセットアップとアンセットアップ)」を参照してください。