3.3.2 稼働情報ファイルで収集できる情報
稼働情報ファイルを調査するためには,ヘッダファイルと組み合わせて参照する必要があります。ヘッダファイルは,稼働情報ファイルの対象となるJ2EEサーバの機能と1対1の関係で出力されて,稼働情報ファイルに出力される情報に対応する項目名が出力されます。そのため,ヘッダファイルと稼働情報ファイルを対応させながら,稼働情報を調査する必要があります。
ヘッダファイルと稼働情報ファイルの対応の例を次に示します。
稼働情報ファイルを調査する場合,まずファイル名に表示される日付などを参考にして,調査したい稼働情報ファイルを選択してください。次に,選択した稼働情報ファイルと,それに対応するヘッダファイルを一つのファイルに編集して,Excelなどのアプリケーションプログラムで参照してください。その場合,グラフや表などの形式に変換して参照することをお勧めします。また,時刻を表す項目をExcelなどのアプリケーションプログラムで参照する場合,セルの表示設定を,時刻を表示する形式に設定することをお勧めします。例えばExcelを使用している場合は,セルの表示形式を「時刻」に設定してください。
ヘッダファイルは,J2EEサーバの起動時に次のフォルダに作成されます。
- Windowsの場合
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<作業ディレクトリ>※\ejb\<J2EEサーバ名>\stats
- UNIXの場合
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<作業ディレクトリ>※/ejb/<J2EEサーバ名>/stats
注※ <作業ディレクトリ>は,J2EEサーバのユーザ定義(usrconf.cfgファイル中のejb.public.directory)で指定されたディレクトリを指します。デフォルト値は,Windowsの場合,「<Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\server\public」,UNIXの場合,「/opt/Cosminexus/CC/server/public」です。
稼働情報ファイルとヘッダファイルは,すべての稼働情報ファイルに共通の項目と,個別の項目で構成されます。個別の項目は,対象となる機能ごとに異なります。稼働情報ファイルの出力形式と出力内容については,「3.3.5 稼働情報ファイルの出力形式と出力内容」を参照してください。