8.6 ロガーとハンドラの作成と設定
JavaロギングAPIを使用してユーザログ出力をするためには,ロガーとハンドラを作成して,必要な設定をします。ログ出力に必要なアプリケーション識別名(AppName)やメッセージID(MsgID)などのパラメタは,アプリケーションサーバが提供するCJLogRecordクラスのcreateメソッドの引数に指定します。また,独自のクラスを作成することで,ログのフィルタリングや出力内容のフォーマットをカスタマイズすることもできます。
なお,ユーザログ出力をするには,ログの出力先や構成面数などのプロパティを,実行環境に設定する必要があります。実行環境でのユーザログの設定については,「8.8 J2EEアプリケーションのユーザログ出力の設定」または「8.9 バッチアプリケーションのユーザログ出力の設定」を参照してください。
J2EEアプリケーションまたはバッチアプリケーションのユーザログを出力する場合のロガーとハンドラの作成および設定の概要について説明します。
なお,EJBクライアントアプリケーションのユーザログ出力については,「8.10 EJBクライアントアプリケーションのユーザログ出力の設定(cjclstartapコマンドを使用する場合)」または「8.11 EJBクライアントアプリケーションのユーザログ出力の実装と設定(vbjコマンドを使用する場合)」を参照してください。