8.5 ユーザログを出力するための実装
J2EEアプリケーションまたはバッチアプリケーションでのログの出力は,JavaロギングAPIを使用してコーディングします。ユーザログにJ2EEアプリケーションまたはバッチアプリケーションの名称やメッセージIDを出力したい場合には,アプリケーションサーバが提供している,CJLogRecordクラスを使用します。
CJLogRecordクラスは,JavaロギングAPIのLogRecordクラスを継承したクラスです。メッセージIDとアプリケーション名を設定したCJLogRecordオブジェクトを作成できます。このクラスで作成したオブジェクトをLoggerクラスのlogメソッドの引数に指定することで,ユーザログに任意のメッセージIDとアプリケーション名が出力できるようになります。
- アプリケーション名「UserApp」,メッセージID「USER10000-E」のユーザログを出力する例
try{ //エラー出力する処理の実行 } catch(Error ex){ logger.log(CJLogRecord.create(Level.SEVERE, "Catch an exception", "UserApp", "USER10000-E")); }
APIについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス API編」を参照してください。