2.22.1 セッションマネージャの指定機能の概要
セッションマネージャの指定機能の構成とセッションの流れを次の図に示します。
- 注
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WebサーバとJ2EEサーバは,AWSの仮想マシンに配置してください。このとき,同じ仮想マシン内に,AWSサービスに接続するためのライブラリを配置してください。
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セッション情報は,J2EEサーバをスケールインおよびスケールアウトしてもリクエストが正常に動作するように,ライブラリを通してAWSサービスに格納してください。
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Webコンテナのセッションマネージャは,HTTP セッションを作成して維持するために使われます。各ライブラリは,セッションマネージャを実装しています。
セッションマネージャの指定機能は,AWS環境でグローバルセッション情報を外部に保存する場合にだけ使用できます。グローバルセッション情報については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 拡張編」の「5.3.1 グローバルセッション情報」を参照してください。
- 注意事項
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セッションマネージャを指定した場合,明示管理ヒープ機能は使用できません。明示管理ヒープ機能が有効の場合に,セッションマネージャの指定機能を指定したアプリケーションが存在すると,アプリケーションの起動に失敗します。
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明示管理ヒープ機能はサーバ単位で指定するため,明示管理ヒープ機能を使用するアプリケーションと,セッションマネージャの指定機能を使用するアプリケーションは同一サーバに配置できません。
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セッションフェイルオーバ機能と,セッションマネージャの指定機能は同時に指定できません。同時に指定した場合,アプリケーションの起動に失敗します。
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セッションマネージャの指定機能では,アプリケーションサーバで提供しているインタフェースで,ライブラリが動作するようにしています。実際のシステムへ適用する場合,ライブラリの機能および動作の詳細については,ライブラリの開発元にお問い合わせください。
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