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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)


2.19.3 実行環境での設定

静的コンテンツのキャッシュをWebコンテナ単位に定義する場合,J2EEサーバの設定が必要です。

静的コンテンツのキャッシュをWebアプリケーション単位に定義する場合,Webアプリケーションの設定が必要です。cosminexus.xmlを含まないWebアプリケーションのプロパティを設定または変更する場合にだけ参照してください。

ポイント

Webコンテナ単位での設定,Webアプリケーション単位での設定をどちらも設定した場合には,Webアプリケーション単位での設定が優先されます。

〈この項の構成〉

(1) J2EEサーバの設定(Webコンテナ単位での設定)

J2EEサーバの設定は,簡易構築定義ファイルで実施します。Webコンテナ単位での静的コンテンツのキャッシュの定義は,簡易構築定義ファイルの論理J2EEサーバ(j2ee-server)の<configuration>タグ内に指定します。

簡易構築定義ファイルでの静的コンテンツのキャッシュの定義について次の表に示します。

表2‒58 簡易構築定義ファイルでの静的コンテンツのキャッシュの定義

項目

指定するパラメタ

設定内容

静的コンテンツキャッシュ機能の有効/無効

webserver.static_content.cache.enabled

静的コンテンツのキャッシュの有効,無効,または強制無効を指定します。

Webアプリケーション単位のメモリサイズ

webserver.static_content.cache.size

静的コンテンツのキャッシュを許可する,Webアプリケーション単位のメモリサイズを設定します。

キャッシュを許可するファイルサイズ

webserver.static_content.cache.filesize.threshold

静的コンテンツのキャッシュを許可する,Webアプリケーション単位のファイルサイズの上限値を指定します。

簡易構築定義ファイル,および指定するパラメタの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「4.3 簡易構築定義ファイル」を参照してください。

(2) Webアプリケーションの設定(Webアプリケーション単位での設定)

実行環境でのWebアプリケーションの設定は,サーバ管理コマンドおよび属性ファイルで実施します。静的コンテンツのキャッシュの定義には,WAR属性ファイルを使用します。

WAR属性ファイルで指定するタグは,DDと対応しています。DDでの定義については,「2.19.2 DDでの定義(Webアプリケーション単位での設定)」を参照してください。