2.4.1 JSPデバッグ機能の仕組み
JSPデバッグ機能の仕組みについて次の図に示します。
図中のデータの流れについて説明します。
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JSPファイルからサーブレットのjavaファイルへ変換します。
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JSPファイルの行と,JSPファイルから変換したjavaファイルの行のマッピングを記述したSMAP(Source MAP)を作成します。
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javaコンパイラでjavaファイルからクラスファイルを作成します。
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作成したクラスファイルの拡張属性(SourceDebugExtension属性)にSMAP情報を埋め込みます。
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デバッグの際,JPDA(Java Platform Debugger Architecture)を利用して,デバッグツールでクラスファイルに埋め込まれた拡張情報から埋め込まれているSMAPを取得します。
なお,SMAP情報の埋め込みに失敗した場合は,KDJE39324-Eのメッセージが出力されます。
- 注意事項
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JSPデバッグ機能を使用する場合のクラス名
JSPデバッグ機能を使用する場合と使用しない場合とでは,コンパイル時に作成されるクラスのクラス名が異なります。JSPコンパイル結果のクラス名については,「2.5.7 JSPコンパイル結果のクラス名」を参照してください。