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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)


2.5.7 JSPコンパイル結果のクラス名

ここでは,JSPファイルまたはタグファイルから生成されるクラス名の形式およびクラス名の変換規則について説明します。

〈この項の構成〉

(1) クラス名の形式

JSPファイルまたはタグファイルから生成されるクラスのクラス名は,ファイルの種類,およびJSPデバッグ機能が有効かどうかで形式が異なります。クラス名の形式について,次の表に示します。

表2‒14 JSPファイルまたはタグファイルから生成されるクラスのクラス名の形式

ファイルの種別

JSPデバッグ機能が無効の場合

JSPデバッグ機能が有効の場合

JSPファイル

<ファイル名>

<ファイル名>_jsp

タグファイル

<ファイル名>_

<ファイル名>_tag

<ファイル名>には「(2) クラス名の変換規則」で示す規則が適用されます。

(2) クラス名の変換規則

JSPファイルまたはタグファイルから生成されるクラスのクラス名に,クラス名として使用できない文字,アンダースコア(_),またはドル記号($)が含まれる場合,次の変換規則が順に適用されます。

  1. 先頭の文字がパッケージ名,およびクラス名の先頭の文字として使用できない文字の場合は,先頭にドル記号($)を付与する。

  2. ファイル名の中のピリオド(.)はドル記号($)に変換する。

  3. クラス名として使用できない文字は,アンダースコア(_)と,使用できない文字を4けたの16進数表現の文字列に変換する。

    16進数表現で使用される英字は小文字です。

1.の変更規則は先頭文字だけに適用されます。2.,および3.の変換規則は文字列の先頭から順に適用されます。

JSPファイルまたはタグファイルから生成されるクラスのクラス名の変換例を次の表に示します。

表2‒15 JSPファイルまたはタグファイルから生成されるクラスのクラス名の変換例

ファイルの種別

ファイル名

JSPデバッグ機能

クラス名

JSPファイル

index.jsp

index$jsp

index$jsp_jsp

10test-10.jspx

$10test_002d10$jspx

$10test_002d10$jspx_jsp

test.tag

test$tag

test$tag_jsp

タグファイル

tagfile1.tag

tagfile1$tag_

tagfile1$tag_tag

Tag_File$10.tagx

Tag_005fFile_002410$tagx_

Tag_005fFile_002410$tagx_tag

(凡例)−:無効 ○:有効