付録L.7 Webアプリケーションのサンプルプログラム
Webアプリケーションのサンプルプログラムは,次のディレクトリに格納されます。
<Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\examples\webapps
サンプルプログラムの概要と実行手順を示します。
(1) Webアプリケーションのサンプルプログラムの概要
Webアプリケーションのサンプルとして,Servlet 2.5仕様に準じたサーブレットおよびJSPのサンプルプログラムを利用できます。ここでは,前提事項,サンプルプログラムの種類,およびサンプルプログラムの構成について説明します。
(a) 前提事項
Webアプリケーションのサンプルプログラムの前提事項を次に示します。
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Webアプリケーションのバージョンは,Servlet 2.5であること。
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J2EEサーバモードで実行すること。
また,Webアプリケーションのサンプルプログラムでは,JSTL 1.2を使用します。JSTL 1.2を使用するためには,usrconf.cfgにクラスパスを設定する必要があります。
(b) サンプルプログラムの種類
提供するサンプルプログラムの種類を次に示します。
- サーブレット
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「Hello World」の表示
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HTTPリクエスト情報の表示
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HTTPヘッダの表示
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HTTPリクエストのパラメタ表示
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Cookie操作
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HTTPセッションの操作
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- JSP
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Expression Language※1
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シンプルタグハンドラ,JSPフラグメント
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タグファイル※1
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XMLシンタックスのJSP※1※2
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その他JSP2.0仕様の機能
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JSP1.2仕様の機能
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- 注※1
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JSTLを使用するサンプルプログラムです。
- 注※2
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このサンプルでは,実行結果としてSVG形式のデータを返します。SVG形式のデータをブラウザで表示するには,SVGに対応したブラウザが必要です。
(c) サンプルプログラムの構成
Webアプリケーションのサンプルプログラムは,展開ディレクトリ形式のアプリケーションとしてそのまま使用できます。<Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\examples\webapps以下の構成を次に示します。
以降に説明するWebアプリケーションのサンプルプログラムの実行手順では,<Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\examplesの下にあるwebappディレクトリを,<webappsディレクトリ>と表記します。
(2) Webアプリケーションのサンプルプログラムの実行手順
サンプルプログラムの実行手順を示します。この手順では,次の機能を使用します。
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展開ディレクトリ形式のデプロイ
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JSPの事前コンパイル
(a) サンプルプログラムのコンパイル
サンプルで提供するバッチファイル(compile.bat)を使用して,Webアプリケーションのサーブレット,フィルタ,リスナ,JavaBeansのJavaソースファイル,およびJSPファイルをコンパイルします。
なお,サーブレットやフィルタなどJavaソースファイルはjavacコマンドが使用され,JSPファイルのコンパイルには,cjjspcコマンドが使用されます。
(b) J2EEサーバのセットアップ
「付録L.1(1) J2EEサーバのセットアップ」を参照してください。
(c) J2EEサーバのカスタマイズ
「付録L.1(2) J2EEサーバのカスタマイズ」を参照してください。
(d) J2EEサーバの起動
「付録L.1(3) J2EEサーバの起動」を参照してください。
(e) ユーザ,ロールの登録
サンプルで提供するバッチファイル(setupUsers.bat)を使用して,ユーザおよびロールを登録します。このバッチファイルでは,J2EEサーバ名「MyServer」のJ2EEサーバに対し,ユーザの登録とロールの登録の処理が実行されます。
このバッチファイルで実行される処理の内容を示します。
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cjaddsecコマンドが実行され,次のユーザが登録されます。
ユーザ1:ユーザ名「user1」,パスワード「passwd1」
ユーザ2:ユーザ名「user2」,パスワード「passwd2」
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cjaddsecコマンドが実行され,ロール「role1」とロール「role2」が登録されます。
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cjmapsecコマンドが実行され,次のマッピングが登録されます。
マッピング1:ロール「role1」とユーザ「user1」
マッピング2:ロール「role2」とユーザ「user2」
ここで登録したユーザ名とパスワードは,JSPのサンプルページの「Security」で使用します。
(f) アプリケーションのデプロイ
「付録L.1(5) アプリケーションのインポート,設定,および開始」を参照してください。
(g) アプリケーションの実行
ブラウザを起動し,URLに次の文字列を指定してWebアプリケーションのトップページにアクセスします。
http://<マシン名>/examples
ポート番号をカスタマイズしている場合は,<マシン名>のあとに,「:<ポート番号>」を指定してください。
J2EEサーバを起動したホストからアクセスする場合は,次のように指定します。
http://localhost/examples
アクセスに成功すると,次のようなトップ画面が表示されます。
(h) アプリケーションのアンデプロイ
「付録L.1(6) アプリケーションの停止,削除」を参照してください。
(i) J2EEサーバの終了
「付録L.1(7) J2EEサーバの終了」を参照してください。