4.1.3 Component Container管理者を設定する(UNIXの場合)
UNIXの場合,サーバのセットアップ,起動と停止などはスーパーユーザで実施しますが,スーパーユーザ以外の一般ユーザでも権限を与えることで実施できるようになります。このユーザをComponent Container管理者といいます。これによって,スーパーユーザ以外のユーザでもシステムを構築,運用できるようになります。この設定は,各ホスト(J2EEサーバを配置するホスト)で実施します。
ここでは,Component Container管理者を設定する手順について説明します。Component Container管理者の設定する場合は新規インストールまたは更新インストールの前後で作業が必要になります。Component Container管理者を設定するときの注意事項については,「4.1.4 Component Container管理者を設定するときの注意事項(UNIXの場合)」を参照してください。
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アプリケーションサーバにroot権限(スーパーユーザ)でログインします。
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Component Container管理者を登録するグループ(Component Container管理者グループ)を登録します。
グループの登録方法については,OSのドキュメントを参照してください。
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手順2.で登録したグループに,Component Container管理者を登録します。
管理者の登録方法については,OSのドキュメントを参照してください。
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新規インストールまたは更新インストールを実施します。
- 新規インストールの場合
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AIXのときは「2.2.3 Application Serverを新規インストールする(AIXの場合)」を,Linuxのときは「2.2.4 Application Serverを新規インストールする(Linuxの場合)」を参照してください。
- 更新インストールの場合
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「付録F.2 Application Serverを更新インストールする(UNIXの場合)」を参照してください。
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Component Containerのインストールディレクトリの所有者とグループを,手順2.および手順3.で登録したComponent Container管理者とComponent Container管理者グループに変更します。
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cjenvsetupコマンドを実行して,Component Container管理者をセットアップします。
Component Container管理者の設定が完了します。設定完了後は,Component Container管理者が実施できる操作は,一部の操作を除いてスーパーユーザで操作できなくなります。J2EEサーバやバッチサーバのセットアップ,起動と停止などの操作はComponent Container管理者が実施してください。