Hitachi

Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム リファレンス


5.1.3 コマンドのタイムアウト機能

実行したコマンドの応答がない場合に備え,タイムアウト機能があります。HCSCサーバが提供するタイムアウト機能を次に示します。各定義ファイルについては,「6.5 HCSCサーバの運用で利用するファイル」を参照してください。

表5‒4 HCSCサーバが提供するタイムアウト機能

定義ファイル

プロパティ

タイムアウト機能の種類

HCSC-Manager定義ファイル

cscmng.manager.<マネージャ識別名>.timeout

通信タイムアウト

cscmng.server.<HCSCサーバ名>.hws.svstop.timeout

監視時間

HCSCサーバランタイム定義ファイル

csc-command-timeout

通信タイムアウト

csc-precache-timeout

通信タイムアウト

startcsc-timeout

監視時間

stopcsc-timeout

監視時間

j2ee-stopapp-timeout

監視時間

receptionstop-monitor-timer

通信タイムアウト,

監視時間

csc-receptionstop-timeout

通信タイムアウト

(凡例)
通信タイムアウト:

通信障害を検出します。

監視時間:

コマンドの延長で,ある対象が期待する状態になるまで待機します。

「監視時間」に分類されるプロパティは,システムの拡張(HCSCコンポーネントの増加)に応じてタイムアウト値のチューニングが必要となります。

注意事項

コマンドのタイムアウト機能は,その時間を超過した時点でコマンドクライアント側に制御を返すことは保証しません。

コマンドによっては,障害発生時に巻き戻し処理が実行される場合があるため,設定した時間を超過してからクライアント側に結果が通知されるまで,設定値より長い時間を要する場合もあります。