Hitachi

Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム リファレンス


3.5.2 ファイル操作アダプタ定義ファイル

〈この項の構成〉

(1) 形式

[csc.adapter.fileOperation.transform.splitLoad={ON|OFF}]
[csc.adapter.fileOperation.transform.input={non-xml|xml}]
[csc.adapter.fileOperation.transform.output={non-xml|xml}]
[csc.adapter.fileOperation.transform.format={fixed|separate|eorseparate}]
[csc.adapter.fileOperation.transform.outputTemplateXmlFile=出力用テンプレートXMLファイルのファイル名]
[csc.adapter.fileOperation.transform.EOR=EORコード]
 
[csc.adapter.fileOperation.transform.headerRecord={ON|OFF}]
[csc.adapter.fileOperation.transform.trailerRecord={ON|OFF}]
 
[csc.adapter.fileOperation.transform.header.inFormat=ヘッダレコード入力用のバイナリフォーマット定義ファイル名]
[csc.adapter.fileOperation.transform.header.outFormat=ヘッダレコード出力用のバイナリフォーマット定義ファイル名]
[csc.adapter.fileOperation.transform.header.inElement=ヘッダレコードに対応する入力XMLファイルの要素のパス]
[csc.adapter.fileOperation.transform.header.outElement=ヘッダレコードに対応する出力XMLファイルの要素のパス]
[csc.adapter.fileOperation.transform.header.styleSheet=ヘッダレコード変換用のXSLファイル名]
[csc.adapter.fileOperation.transform.header.fixedSize=ヘッダレコードの固定長サイズ]
[csc.adapter.fileOperation.transform.header.batchSize=分割処理時のヘッダレコードと見なす先頭のレコード数]
 
[csc.adapter.fileOperation.transform.data.inFormat=データレコード入力用のバイナリフォーマット定義ファイル名]
[csc.adapter.fileOperation.transform.data.outFormat=データレコード出力用のバイナリフォーマット定義ファイル名]
[csc.adapter.fileOperation.transform.data.inElement=データレコードに対応する入力XMLファイルの要素のパス]
[csc.adapter.fileOperation.transform.data.outElement=データレコードに対応する出力XMLファイルの要素のパス]
[csc.adapter.fileOperation.transform.data.styleSheet=データレコード変換用のXSLファイル名]
[csc.adapter.fileOperation.transform.data.fixedSize=データレコードの固定長サイズ]
[csc.adapter.fileOperation.transform.data.batchSize=1回当たりのデータレコードの変換数]
 
[csc.adapter.fileOperation.transform.trailer.inFormat=トレーラレコード入力用のバイナリフォーマット定義ファイル名]
[csc.adapter.fileOperation.transform.trailer.outFormat=トレーラレコード出力用のバイナリフォーマット定義ファイル名]
[csc.adapter.fileOperation.transform.trailer.inElement=トレーラレコードに対応する入力XMLファイルの要素のパス]
[csc.adapter.fileOperation.transform.trailer.outElement=トレーラレコードに対応する出力XMLファイルの要素のパス]
[csc.adapter.fileOperation.transform.trailer.styleSheet=トレーラレコード変換用のXSLファイル名]
[csc.adapter.fileOperation.transform.trailer.fixedSize=トレーラレコードの固定長サイズ]
 
[csc.adapter.fileOperation.transform.all.inFormat=一括処理時の入力用のバイナリフォーマット定義ファイル名]
[csc.adapter.fileOperation.transform.all.outFormat=一括処理時の出力用のバイナリフォーマット定義ファイル名]
[csc.adapter.fileOperation.transform.all.styleSheet=一括処理時の変換用のXSLファイル名]
 
[csc.adapter.fileOperation.transform.existFile={overwrite|error}]
[csc.adapter.fileOperation.copy.existFile={overwrite|error}]
[csc.adapter.fileOperation.move.existFile={overwrite|error}]
[csc.adapter.fileOperation.compress.existFile={overwrite|error}]
[csc.adapter.fileOperation.extract.existFile={overwrite|error}]
[csc.adapter.fileOperation.writeList.existFile={overwrite|error}]

(2) 機能

ファイル操作アダプタの動作情報を設定します。

ファイル操作アダプタ定義ファイルは「cscFileOperation.properties」というファイル名で作成します。

ファイル操作アダプタの開始時に,ファイル操作アダプタ定義ファイルに設定した内容が有効になります。

(3) 設定できるプロパティ

csc.adapter.fileOperation.transform.splitLoad={ON|OFF} 〜<<ON>>

ファイルの入出力時,レコードごとに分割処理するかどうかを指定します。

ONまたはOFF以外の値を指定した場合は一括処理されます。

csc.adapter.fileOperation.transform.input={non-xml|xml} 〜<<non-xml>>

入力ファイルの種別を指定します。

non-xmlまたはxml以外の値を指定した場合はバイナリ形式として扱われます。

csc.adapter.fileOperation.transform.output={non-xml|xml} 〜<<non-xml>>

出力ファイルの種別を指定します。

non-xmlまたはxml以外の値を指定した場合はバイナリ形式として扱われます。

csc.adapter.fileOperation.transform.format={fixed|separate|eorseparate} 〜<<fixed>>

入力ファイルの形式を指定します。

csc.adapter.fileOperation.transform.splitLoadプロパティでOFF(入力ファイル形式の一括処理)を指定している場合,またはcsc.adapter.fileOperation.transform.inputプロパティでxml(XML形式)を指定した場合,このプロパティの指定は無視されます。

これ以外の値を指定した場合は改行セパレータ形式になります。

csc.adapter.fileOperation.transform.outputTemplateXmlFile=出力用テンプレートXMLファイルのファイル名 〜<文字列><<cscOutputTemplate.xml>>

出力用テンプレートXMLファイルのファイル名を指定します。パスは指定できません。

csc.adapter.fileOperation.transform.splitLoadプロパティでOFF(入力ファイル形式の一括処理),またはcsc.adapter.fileOperation.transform.outputプロパティでnon-xml(出力ファイルがバイナリ形式)を指定している場合,このプロパティの指定は無視されます。

csc.adapter.fileOperation.transform.EOR=EORコード 〜<文字列>

EORセパレータ形式で使用するEORコード(レコードの終端を示すコード)を16進数で指定します。16進数の先頭には「0x」を付与しないでください。

EORコードの最大長は8バイト(16進数文字列で16文字)です。16進数の表記に使用するアルファベットは大文字・小文字を区別しません。

csc.adapter.fileOperation.transform.formatプロパティでeorseparate(EORセパレータ形式)を指定している場合,このプロパティは省略できません。

csc.adapter.fileOperation.transform.formatプロパティでeorseparate(EORセパレータ形式)以外を指定している場合,このプロパティの指定は無視されます。

csc.adapter.fileOperation.transform.headerRecord={ON|OFF} 〜<<ON>>

ファイルにヘッダレコードを使用するかどうかを指定します。

csc.adapter.fileOperation.transform.splitLoadプロパティでOFF(入力ファイル形式の一括処理)を指定している場合,このプロパティの指定は無視されます。

ONまたはOFF以外の値を指定した場合,ヘッダレコードを使用しません。

csc.adapter.fileOperation.transform.trailerRecord={ON|OFF} 〜<<ON>>

ファイルにトレーラレコードを使用するかどうかを指定します。

csc.adapter.fileOperation.transform.splitLoadプロパティでOFF(入力ファイル形式の一括処理)を指定している場合,このプロパティの指定は無視されます。

ONまたはOFF以外の値を指定した場合,トレーラレコードを使用しません。

csc.adapter.fileOperation.transform.header.inFormat=ヘッダレコード入力用のバイナリフォーマット定義ファイル名 〜<文字列>

ヘッダレコード入力用のバイナリフォーマット定義ファイル名を指定します。

csc.adapter.fileOperation.transform.headerRecordプロパティでON(ファイルにヘッダレコードを使用する)を指定している場合,このプロパティは省略できません。

csc.adapter.fileOperation.transform.splitLoadプロパティでOFF(入力ファイル形式の一括処理)を指定している場合,またはcsc.adapter.fileOperation.transform.inputプロパティでxml(入力ファイルがXML形式)を指定している場合,このプロパティの指定は無視されます。

csc.adapter.fileOperation.transform.header.outFormat=ヘッダレコード出力用のバイナリフォーマット定義ファイル名 〜<文字列>

ヘッダレコード出力用のバイナリフォーマット定義ファイル名を指定します。

csc.adapter.fileOperation.transform.headerRecordプロパティでON(ファイルにヘッダレコードを使用する)を指定している場合,このプロパティは省略できません。

csc.adapter.fileOperation.transform.splitLoadプロパティでOFF(入力ファイル形式の一括処理)を指定している場合,またはcsc.adapter.fileOperation.transform.outputプロパティでxml(出力ファイルがXML形式)を指定している場合,このプロパティの指定は無視されます。

csc.adapter.fileOperation.transform.header.inElement=ヘッダレコードに対応する入力XMLファイルの要素のパス 〜<文字列>

ヘッダレコードに対応する入力XMLファイルの要素のパスを次の形式で指定します。

要素のパス ::= ( '/' [ '{' 名前空間URI '}' ] 要素名)+

入力ファイルがXML形式で,csc.adapter.fileOperation.transform.headerRecordプロパティでON(ファイルにヘッダレコードを使用する)を指定している場合,このプロパティは省略できません。

csc.adapter.fileOperation.transform.splitLoadプロパティでOFF(入力ファイル形式の一括処理)を指定している場合,またはcsc.adapter.fileOperation.transform.inputプロパティでnon-xml(入力ファイルがバイナリ形式)を指定している場合,このプロパティの指定は無視されます。

csc.adapter.fileOperation.transform.data.inElementプロパティまたはcsc.adapter.fileOperation.transform.trailer.inElementプロパティに指定した要素のパスと重複する場合はエラーとなります。

csc.adapter.fileOperation.transform.header.outElement=ヘッダレコードに対応する出力XMLファイルの要素のパス 〜<文字列>

ヘッダレコードに対応する出力XMLファイルの要素のパスを次の形式で指定します。

要素のパス ::= ( '/' [ '{' 名前空間URI '}' ] 要素名)+

入力ファイルがXML形式で,csc.adapter.fileOperation.transform.headerRecordプロパティでON(ファイルにヘッダレコードを使用する)を指定している場合,このプロパティは省略できません。

csc.adapter.fileOperation.transform.splitLoadプロパティでOFF(入力ファイル形式の一括処理)を指定している場合,またはcsc.adapter.fileOperation.transform.outputプロパティでnon-xml(出力ファイルがバイナリ形式)を指定している場合,このプロパティの指定は無視されます。

csc.adapter.fileOperation.transform.data.outElementプロパティまたはcsc.adapter.fileOperation.transform.trailer.outElementプロパティに指定した要素のパスと重複する場合はエラーとなります。

csc.adapter.fileOperation.transform.header.styleSheet=ヘッダレコード変換用のXSLファイル名 〜<文字列>

ヘッダレコード変換用のXSLファイル名(ユーザ任意のファイル名)を指定します。csc.adapter.fileOperation.transform.headerRecordプロパティでON(ファイルにヘッダレコードを使用する)を指定している場合,このプロパティは省略できません。

csc.adapter.fileOperation.transform.splitLoadプロパティでOFF(入力ファイル形式の一括処理)を指定している場合,このプロパティの指定は無視されます。

csc.adapter.fileOperation.transform.header.fixedSize=ヘッダレコードの固定長サイズ 〜<数字>((1−2147483647))

ヘッダレコードの固定長サイズを指定します(単位:バイト)。次に示すプロパティが両方とも設定されている場合,このプロパティは省略できません。

csc.adapter.fileOperation.transform.splitLoadプロパティでOFF(入力ファイル形式の一括処理)を指定している場合,またはcsc.adapter.fileOperation.transform.inputプロパティでxml(入力ファイルがXML形式)を指定している場合,このプロパティの指定は無視されます。また,csc.adapter.fileOperation.transform.formatプロパティでseparate(入力ファイルの形式が改行セパレータ)を指定している場合,このプロパティは省略できます。

csc.adapter.fileOperation.transform.header.batchSize=分割処理時のヘッダレコードと見なす先頭のレコード数 〜<数字>((0−524288000))<<0>>

分割処理方式で,ヘッダレコードと見なす先頭のレコード数を指定します。0を指定した場合は1レコードと見なされます。

0を指定した場合と,1から524288000までの数値を指定した場合とでは,改行文字の扱いが次のように異なります。

次のどれかに当てはまる場合,このプロパティの指定は無視されます。

csc.adapter.fileOperation.transform.data.inFormat=データレコード入力用のバイナリフォーマット定義ファイル名 〜<文字列>

データレコード入力用のバイナリフォーマット定義ファイル名を指定します。

csc.adapter.fileOperation.transform.splitLoadプロパティでOFF(入力ファイル形式の一括処理)を指定している場合,またはcsc.adapter.fileOperation.transform.inputプロパティでxml(入力ファイルがXML形式)を指定している場合,このプロパティの指定は無視されます。

csc.adapter.fileOperation.transform.data.outFormat=データレコード出力用のバイナリフォーマット定義ファイル名 〜<文字列>

データレコード出力用のバイナリフォーマット定義ファイル名を指定します。

csc.adapter.fileOperation.transform.splitLoadプロパティでOFF(入力ファイル形式の一括処理)を指定している場合,またはcsc.adapter.fileOperation.transform.outputプロパティでxml(出力ファイルがXML形式)を指定している場合,このプロパティの指定は無視されます。

csc.adapter.fileOperation.transform.data.inElement=データレコードに対応する入力XMLファイルの要素のパス 〜<文字列>

データレコードに対応する入力XMLファイルの要素のパスを次の形式で指定します。

要素のパス ::= ( '/' [ '{' 名前空間URI '}' ] 要素名)+

csc.adapter.fileOperation.transform.splitLoadプロパティでOFF(入力ファイル形式の一括処理)を指定している場合,またはcsc.adapter.fileOperation.transform.inputプロパティでnon-xml(入力ファイルがバイナリ形式)を指定している場合,このプロパティの指定は無視されます。

csc.adapter.fileOperation.transform.header.inElementプロパティまたはcsc.adapter.fileOperation.transform.trailer.inElementプロパティに指定した要素のパスと重複する場合はエラーとなります。

csc.adapter.fileOperation.transform.data.outElement=データレコードに対応する出力XMLファイルの要素のパス 〜<文字列>

データレコードに対応する出力XMLファイルの要素のパスを次の形式で指定します。

要素のパス ::= ( '/' [ '{' 名前空間URI '}' ] 要素名)+

csc.adapter.fileOperation.transform.splitLoadプロパティでOFF(入力ファイル形式の一括処理)を指定している場合,またはcsc.adapter.fileOperation.transform.outputプロパティでnon-xml(出力ファイルがバイナリ形式)を指定している場合,このプロパティの指定は無視されます。

csc.adapter.fileOperation.transform.header.outElementプロパティまたはcsc.adapter.fileOperation.transform.trailer.outElementプロパティに指定した要素のパスと重複する場合はエラーとなります。

csc.adapter.fileOperation.transform.data.styleSheet=データレコード変換用のXSLファイル名 〜<文字列>

データレコード変換用のXSLファイル名(ユーザ任意のファイル名)を指定します。csc.adapter.fileOperation.transform.splitLoadプロパティでOFF(入力ファイル形式の一括処理)を指定している場合,このプロパティの指定は無視されます。

csc.adapter.fileOperation.transform.data.fixedSize=データレコードの固定長サイズ 〜<数字>((1−2147483647))

データレコードの固定長サイズを指定します(単位:バイト)。csc.adapter.fileOperation.transform.splitLoadプロパティでOFF(入力ファイル形式の一括処理)を指定している場合,またはcsc.adapter.fileOperation.transform.inputプロパティでxml(入力ファイルがXML形式)を指定している場合,このプロパティの指定は無視されます。また,csc.adapter.fileOperation.transform.formatプロパティでseparate(入力ファイルの形式が改行セパレータ)を指定している場合,このプロパティは省略できます。

csc.adapter.fileOperation.transform.data.batchSize=1回当たりのデータレコードの変換数 〜<数字>((0−524288000))<<0>>

データレコードを何レコードずつ変換するか指定します。1レコード当たりのデータ量が小さいと,1レコードずつ変換するよりも複数レコードを同時に変換した方が,変換性能が向上する場合があります。詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム 解説」の「8.7.3 ファイル変換オペレーション」の複数のデータレコードの同時変換に関する記述を参照してください。

0を指定すると1レコードずつ変換されます(小規模データ向けの変換処理)。

1以上を指定すると,変換処理が大規模データ向けに最適化されます。

csc.adapter.fileOperation.transform.trailer.inFormat=トレーラレコード入力用のバイナリフォーマット定義ファイル名 〜<文字列>

トレーラレコード入力用のバイナリフォーマット定義ファイル名を指定します。

csc.adapter.fileOperation.transform.trailerRecordプロパティでON(ファイルにトレーラレコードを使用する)を指定している場合,このプロパティは省略できません。

csc.adapter.fileOperation.transform.splitLoadプロパティでOFF(入力ファイル形式の一括処理)を指定している場合,またはcsc.adapter.fileOperation.transform.inputプロパティでxml(入力ファイルがXML形式)を指定している場合,このプロパティの指定は無視されます。

csc.adapter.fileOperation.transform.trailer.outFormat=トレーラレコード出力用のバイナリフォーマット定義ファイル名 〜<文字列>

トレーラレコード出力用のバイナリフォーマット定義ファイル名を指定します。

csc.adapter.fileOperation.transform.trailerRecordプロパティでON(ファイルにトレーラレコードを使用する)を指定している場合,このプロパティは省略できません。

csc.adapter.fileOperation.transform.splitLoadプロパティでOFF(入力ファイル形式の一括処理)を指定している場合,またはcsc.adapter.fileOperation.transform.outputプロパティでxml(出力ファイルがXML形式)を指定している場合,このプロパティの指定は無視されます。

csc.adapter.fileOperation.transform.trailer.inElement=トレーラレコードに対応する入力XMLファイルの要素のパス 〜<文字列>

トレーラレコードに対応する入力XMLファイルの要素のパスを次の形式で指定します。

要素のパス ::= ( '/' [ '{' 名前空間URI '}' ] 要素名)+

入力ファイルがXML形式で,csc.adapter.fileOperation.transform.trailerRecordプロパティでON(ファイルにトレーラレコードを使用する)を指定している場合,このプロパティは省略できません。

csc.adapter.fileOperation.transform.splitLoadプロパティでOFF(入力ファイル形式の一括処理)を指定している場合,またはcsc.adapter.fileOperation.transform.inputプロパティでnon-xml(入力ファイルがバイナリ形式)を指定している場合,このプロパティの指定は無視されます。

csc.adapter.fileOperation.transform.header.inElementプロパティまたはcsc.adapter.fileOperation.transform.data.inElementプロパティに指定した要素のパスと重複する場合はエラーとなります。

csc.adapter.fileOperation.transform.trailer.outElement=トレーラレコードに対応する出力XMLファイルの要素のパス 〜<文字列>

トレーラレコードに対応する出力XMLファイルの要素のパスを次の形式で指定します。

要素のパス ::= ( '/' [ '{' 名前空間URI '}' ] 要素名)+

入力ファイルがXML形式で,csc.adapter.fileOperation.transform.trailerRecordプロパティでON(ファイルにトレーラレコードを使用する)を指定している場合,このプロパティは省略できません。

csc.adapter.fileOperation.transform.splitLoadプロパティでOFF(入力ファイル形式の一括処理)を指定している場合,またはcsc.adapter.fileOperation.transform.outputプロパティでnon-xml(出力ファイルがバイナリ形式)を指定している場合,このプロパティの指定は無視されます。

csc.adapter.fileOperation.transform.header.outElementプロパティまたはcsc.adapter.fileOperation.transform.data.outElementプロパティに指定した要素のパスと重複する場合はエラーとなります。

csc.adapter.fileOperation.transform.trailer.styleSheet=トレーラレコード変換用のXSLファイル名 〜<文字列>

トレーラレコード変換用のXSLファイル名(ユーザ任意のファイル名)を指定します。

csc.adapter.fileOperation.transform.trailerRecordプロパティでON(ファイルにトレーラレコードを使用する)を指定している場合,このプロパティは省略できません。

csc.adapter.fileOperation.transform.splitLoadプロパティでOFF(入力ファイル形式の一括処理)を指定している場合,このプロパティの指定は無視されます。

csc.adapter.fileOperation.transform.trailer.fixedSize=トレーラレコードの固定長サイズ 〜<数字>((1−2147483647))

トレーラレコードの固定長サイズを指定します(単位:バイト)。次に示すプロパティが両方とも設定されている場合,このプロパティは省略できません。

csc.adapter.fileOperation.transform.splitLoadプロパティでOFF(入力ファイル形式の一括処理)を指定している場合,またはcsc.adapter.fileOperation.transform.inputプロパティでxml(入力ファイルがXML形式)を指定している場合,このプロパティの指定は無視されます。また,csc.adapter.fileOperation.transform.formatプロパティでseparateを指定している場合は,このプロパティは省略できます。

csc.adapter.fileOperation.transform.all.inFormat=一括処理時の入力用のバイナリフォーマット定義ファイル名 〜<文字列>

一括処理時の入力用のバイナリフォーマット定義ファイル名を指定します。

csc.adapter.fileOperation.transform.splitLoadプロパティでON(入力ファイル形式の分割処理)を指定している場合,またはcsc.adapter.fileOperation.transform.inputプロパティでxml(入力ファイルがXML形式)を指定している場合,このプロパティの指定は無視されます。

csc.adapter.fileOperation.transform.all.outFormat=一括処理時の出力用のバイナリフォーマット定義ファイル名 〜<文字列>

一括処理時の出力用のバイナリフォーマット定義ファイル名を指定します。

csc.adapter.fileOperation.transform.splitLoadプロパティでON(入力ファイル形式の分割処理)を指定している場合,またはcsc.adapter.fileOperation.transform.outputプロパティでxml(出力ファイルがXML形式)を指定している場合,このプロパティの指定は無視されます。

csc.adapter.fileOperation.transform.all.styleSheet=一括処理時の変換用のXSLファイル名 〜<文字列>

一括処理時の変換用のXSLファイル名(ユーザ任意のファイル名)を指定します。

csc.adapter.fileOperation.transform.splitLoadプロパティでON(入力ファイル形式の分割処理)を指定している場合は,このプロパティの指定は無視されます。

csc.adapter.fileOperation.transform.existFile={overwrite|error} 〜<<overwrite>>

ファイル変換オペレーション時に出力するファイルと同名のファイルが存在する場合,上書きするかどうかを指定します。

overwriteまたはerror以外の値を指定した場合,ファイル変換を中止し,例外を発行します。

csc.adapter.fileOperation.copy.existFile={overwrite|error} 〜<<overwrite>>

ファイル複製オペレーション時に同名のファイルが存在する場合,上書きするかどうかを指定します。

overwriteまたはerror以外の値を指定した場合,コピーを中止し,例外を発行します。

csc.adapter.fileOperation.move.existFile={overwrite|error} 〜<<overwrite>>

ファイル移動オペレーション時に出力するファイルと同名のファイルが存在する場合,上書きするかどうかを指定します。

overwriteまたはerror以外の値を指定した場合,移動を中止し,例外を発行します。

csc.adapter.fileOperation.compress.existFile={overwrite|error} 〜<<overwrite>>

ファイル圧縮オペレーション時に出力するファイルと同名のファイルが存在する場合,上書きするかどうかを指定します。

overwriteまたはerror以外の値を指定した場合,圧縮を中止し,例外を発行します。

csc.adapter.fileOperation.extract.existFile={overwrite|error} 〜<<overwrite>>

ファイル伸張オペレーション時に出力するファイルと同名のファイルが存在する場合,上書きするかどうかを指定します。

overwriteまたはerror以外の値を指定した場合,伸張を中止し,例外を発行します。

csc.adapter.fileOperation. writeList.existFile={overwrite|error} 〜<<overwrite>>

ファイル一覧書き込みオペレーション時に出力するファイルと同名のファイルが存在する場合,上書きするかどうかを指定します。

overwriteまたはerror以外の値を指定した場合,一覧書き込みを中止し,例外を発行します。

(4) 記述例

記述例を次に示します。

csc.adapter.fileOperation.transform.splitLoad=on 
csc.adapter.fileOperation.transform.format=fixed 
csc.adapter.fileOperation.transform.header.inFormat=in_hdr.fdx
csc.adapter.fileOperation.transform.header.outFormat=out_hdr.fdx
csc.adapter.fileOperation.transform.header.styleSheet=trans_hdr.xsl
csc.adapter.fileOperation.transform.header.fixedSize=64
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