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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド


2.3.4 ユーザ定義受付ランタイム定義ファイルを設定する

SOAP受付の情報は,ユーザ定義受付ランタイム定義ファイルに設定します。

〈この項の構成〉

(1) ユーザ定義受付ランタイム定義ファイルの作成

SOAP受付のランタイム定義は,ユーザ定義受付ランタイム定義ファイルとして,次に示すディレクトリに格納されているサンプルファイルを利用して作成します。このファイルは,J2SEのプロパティファイル形式で作成します。

<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\config\manager\templates\cscurcptnconfig.properties

ユーザ定義受付ランタイム定義ファイルを作成したあと,csccompoconfigコマンドで定義情報を設定します。SOAP受付の定義情報の設定については,「3.1.15 ユーザ定義受付の定義情報を設定する」を参照してください。

このファイルはSOAP受付を配備するときに使用します。SOAP受付を含むユーザ定義受付の配備については,「3.1.14 ユーザ定義受付を配備する」を参照してください。

(2) 設定できるプロパティ

ユーザ定義受付ランタイム定義ファイルに定義するプロパティを次に示します。

表2‒9 ユーザ定義受付ランタイム定義ファイルに定義するプロパティ

プロパティ名

内容

指定可否

データベースを使用してReliable Messagingを使用しない場合

データベースとReliable Messagingの両方を使用する場合

データベースとReliable Messagingの両方を使用しない場合

user-defined-reception-soap.threads.maximum

SOAP受付の最大同時実行数

user-defined-reception-soap.exclusive.threads

SOAP受付の占有スレッド数

user-defined-reception-soap.queue-size

SOAP受付の実行待ちキューのサイズ

(凡例)

○:指定できます。

ユーザ定義受付ランタイム定義ファイルの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「6.6.2 ユーザ定義受付ランタイム定義ファイル」を参照してください。