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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 受付・アダプタ定義編


付録J.2 キーストアに関する設定

TLSを使用する場合で,かつメールアダプタでサーバ認証をするとき,信頼できる証明書を格納したキーストア(トラストストア)が必要になります。

トラストストアには,次の証明書のどれかが格納されている必要があります。

キーストアへの証明書のインポート方法については,JDKのドキュメントの「keytool」に関する個所を参照してください。

キーストアのパスおよびパスワードに関する設定方法を次に示します。

キーストアのパス

サーバ認証をする場合,SMTPアダプタは次の順にキーストアを探し,最初に発見したトラストストアを使用してサーバ認証を実施します。

  1. usrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)のjavax.net.ssl.trustStoreプロパティが指定されている場合,このシステムプロパティに指定されたパスに存在するキーストアを使用します。

  2. 次のパスにファイルが存在する場合,このファイルをキーストアとして使用します。

    <サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\jdk\lib\security\jssecacerts

  3. 次のパスにファイルが存在する場合,このファイルをキーストアとして使用します。

    <サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\jdk\lib\security\cacerts

上記のどれにも該当しない場合は,信頼できないサーバと判断されます。

キーストアのパスワード

usrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)のjavax.net.ssl.trustStorePasswordプロパティでキーストアのパスワードが指定されている場合,キーストアを使用する前に,キーストアのデータが完全かどうかの検査が実施されます。

javax.net.ssl.trustStorePasswordプロパティが指定されていない場合は,キーストアのデータの検査が実施されません。

usrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)の詳細については,次に示すマニュアルを参照してください。