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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編


10.1.1 usrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)

〈この項の構成〉

(1) cosminexus.jpaから始まるキー

指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。

「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。

キー名称

内容

省略値

VR

cosminexus.jpa.logging.level.operation.<category>

J2EEサーバのJPA機能を利用する場合に,JPAプロバイダ稼働ログのカテゴリごとのログレベルを指定します。カテゴリ名,およびログレベルは大文字と小文字を区別します。

未設定の場合,稼働ログには出力されません。セキュリティや性能面に対する影響があるため,出力レベルの設定には注意してください。

Offを指定した場合:

JPAプロバイダ稼働ログに対するログを出力しません。

Informationを指定した場合:

JPAプロバイダ稼働ログにJPAの稼働情報を出力します。

Detailを指定した場合:

JPAプロバイダ稼働ログにJPAの詳細な稼働情報および,Informationで出力される情報を出力します。

Off

08-00

cosminexus.jpa.exception.logging.sql

JPAプロバイダがSQL文を実行してデータベースから例外を受け取った場合に,例外メッセージに例外が発生した原因となったSQL文を含むどうかを指定します。

Offを指定した場合:

JPAプロバイダが実行したSQL文と?パラメタ(プレースホルダ)への指定値を例外メッセージに含みません。

Informationを指定した場合:

JPAプロバイダが実行したSQL文を例外メッセージに含みます。

Detailを指定した場合:

JPAプロバイダが実行したSQL文と?パラメタ(プレースホルダ)への指定値を例外メッセージに含みます。

Off

08-00

注※

このプロパティで指定した値は,例外ログの出力内容にも反映されます。

Information,およびDetailの場合は,SQL文や?パラメータ(プレースホルダ)の内容が例外ログにも出力されるため,セキュリティに注意してください。開発時や保守のために必要に応じて値を指定してください。

バイナリデータを扱う場合,?パラメータ(プレースホルダ)にはバイナリオブジェクトのハッシュ値が出力されます。

SQL発行の準備が完了する以前に通信異常によるコネクション取得エラーなどが発生した場合, ?パラメータ(プレースホルダ)値を取得できない場合があります。

(2) ejbserver.jpaから始まるキー

指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。

「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。

キー名称

内容

省略値

VR

ejbserver.jpa.defaultJtaDsName

デフォルトのJTAデータソースの参照を指定します。このプロパティはpersistence.xmlのjta-data-sourceを指定しなかった場合,または空白文字を指定した場合に使用されます。

なし

08-00

ejbserver.jpa.defaultNonJtaDsName

デフォルトの非JTAデータソースの参照を指定します。このプロパティはpersistence.xmlのnon-jta-data-sourceを指定しなかった場合または空白文字を指定した場合に使用されます。

なし

08-00

ejbserver.jpa.defaultProviderClassName

デフォルトのJPAプロバイダクラス名を指定するプロパティです。このプロパティは,persistence.xmlのproviderを指定しなかった場合または空白文字が指定した場合に使用されます。

com.hitachi.software.jpa.PersistenceProvider

08-00

ejbserver.jpa.disable

アプリケーションサーバのJPA機能を使用する場合に指定します。

trueを指定した場合:

アプリケーションサーバのJPA機能は無効になります。

falseを指定した場合:

アプリケーションサーバのJPA機能は有効になります。

false

08-20

ejbserver.jpa.overrideJtaDsName

persistence.xmlのjta-data-sourceに指定した値,およびejbserver.jpa.defaultJtaDsNameに指定した値より優先して使用するJTAデータソースの参照を指定します。

なし

08-00

ejbserver.jpa.overrideNonJtaDsName

persistence.xmlのnon-jta-data-sourceに指定した値,およびejbserver.jpa.defaultNonJtaDsNameに指定した値より優先して使用する非JTAデータソースの参照を指定します。

なし

08-00

ejbserver.jpa.overrideProvider

persistence.xmlのproviderに指定した値,およびejbserver.jpa.defaultProviderClassNameに指定した値より優先して使用するJPAプロバイダクラス名を指定します。

なし

08-00

ejbserver.jpa.emfprop.<property key>

JPAプロバイダ独自のプロパティのキーを指定します。すべての永続化ユニットのデプロイ時に,「ejbserver.jpa.emfprop.」プリフィックスを除去したプロパティがJPAプロバイダに渡されます。

なし

08-00

注※ ejbserver.jpa.disable=trueを指定した場合の注意事項

アプリケーションにpersistence.xmlが含まれる場合,アプリケーションサーバはアプリケーション開始時にpersistence.xmlを読み込まなくなります。また,アプリケーションのリロード機能を利用している場合,persistence.xmlが更新検知の対象ではなくなります。

アプリケーションがアプリケーションサーバの管理する永続化コンテキストまたは永続化ユニットを利用している場合,アプリケーションの開始ができなくなります。

(3) ejbserver.loggerから始まるキー

指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。

「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。

「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。

キー名称

内容

省略値

VR

関連情報

ejbserver.logger.channels.define.<チャネル名>.filenum

J2EEサーバのログファイルの面数を,1〜16の整数で指定します。

  • チャネル名がWebAccessLogFileの場合

    16

  • チャネル名がMaintenanceLogFileまたはWebServletLogFileの場合

    4

  • チャネル名が上記以外の場合

    2

ejbserver.logger.channels.define.<チャネル名>.filesize

J2EEサーバのログファイルのサイズ(単位:バイト)を,4096〜2147483647の整数で指定します。

  • チャネル名がWebAccessLogFileの場合

    2097152

  • チャネル名がMaintenanceLogFileの場合

    16777216

  • チャネル名がWebServletLogFileの場合

    4194304

  • チャネル名が上記以外の場合

    1048576

(凡例)

−:08-00より前のバージョンを示します。

空欄:関連情報はありません。

注※

チャネル名称として次に示す名称を設定できます。

  • アプリケーションサーバシステムのログ出力用のチャネル

    MessageLogFile,MaintenanceLogFile,ExceptionLogFile,ConsoleLogFile,EJBContainerLogFile,WebContainerLogFile,WebServletLogFile,UserOutLogFile,UserErrLogFile,WebAccessLogFile,JPAOperationLogFile,JPAMaintenanceLogFile

  • リソース枯渇監視ログ出力用のチャネル

    MemoryWatchLogFile,FileDescriptorWatchLogFile,ThreadWatchLogFile,ThreaddumpWatchLogFile,RequestQueueWatchLogFile,HttpSessionWatchLogFile,ConnectionPoolWatchLogFile

資料の取得については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」の「2.3 資料の取得」を参照してください。

(4) ejbserver.serverから始まるキー

指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。

「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。

「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。

キー名称

内容

省略値

VR

関連情報

ejbserver.server.eheap.ajp13.enabled

リダイレクタとの通信用オブジェクトをExplicitヒープに配置するかどうかを指定します。

trueを指定した場合:

リダイレクタとの通信用オブジェクトをExplicitヒープに配置します。

falseを指定した場合:

リダイレクタとの通信用オブジェクトをJavaヒープ領域に配置します。

ただし,JavaVMオプションHitachiUseExplicitMemoryを無効にした場合,このプロパティは無効(false指定時と同じ挙動)となります。

true

08-00

(凡例)

空欄:関連情報はありません。

(5) webserver.connectorから始まるキー

指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。

「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。

「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。

キー名称

内容

省略値

VR

関連情報

webserver.connector.ajp13.backlog

リダイレクタからの接続要求の最大の待ち行列数を指定します。1〜2147483647の整数で指定します。

有効な最大値は実行するプラットフォームで指定できるSocketのListenキューの最大値となります。実際のListenキューの最大値はOSによって異なるため,詳細は各OSのlisten関数についてのマニュアルを参照してください。

このキーに指定した値は,java.net.ServerSocketクラスのコンストラクタのbacklog引数に設定されます。ただし,この指定値がOSの制限値を超えた場合は,OSの制限値が設定されたものと解釈され,エラーにはなりません。制限値はOSによって異なります。制限値を拡張する方法については,OSのマニュアルを参照してください。

100

webserver.connector.ajp13.bind_host

Webサーバ連携で使用するIPアドレスまたはホスト名称を指定します。

IPアドレス,またはホスト名称の前後の半角スペースは無視されます。値を指定しない場合は,ワイルドカードアドレスが使用されます。

このプロパティを指定するときは,ワーカホスト名称にもローカルホスト名称またはIPアドレスを指定する必要があります。

同一ホストで実行しているWebサーバとWebサーバ連携をしている構成で,次のどちらかの設定をしている場合,WebコンテナはWebサーバからのリクエストを受信できません。

  • webserver.connector.ajp13.bind_hostプロパティにローカルホスト名称,またはIPアドレスを指定し,リダイレクタのワーカホスト名称にlocalhostなどのループバックアドレスを指定している。

  • webserver.connector.ajp13.bind_hostプロパティにlocalhostなどのループバックアドレスを指定し,リダイレクタのワーカホスト名称にローカルホスト名称,またはIPアドレスを指定している。

なし

5.7 IPアドレス指定(Webサーバ連携)

webserver.connector.ajp13.max_threads

Webコンテナがリクエストを処理する同時実行数を指定します。※1

1〜1024の整数で指定します。

指定されたリクエストの同時実行数分のスレッドがサーバ起動時に生成されます。

10

「機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)」の「2.14 Webコンテナ単位での同時実行スレッド数の制御

webserver.connector.ajp13.port

Webサーバとの通信に使用するポート番号を指定します。

1〜65535の整数で指定します。

すでにほかのアプリケーションで使用または確保されているポート番号は指定できません。また,複数のJ2EEサーバでWebサーバとの通信に使用するポートのポート番号に同じ値を設定しないでください。同一のポート番号を指定したJ2EEサーバはcjstartsvコマンドで複数起動できません。

8007

webserver.connector.ajp13.receive_timeout

リクエスト受信処理のリダイレクタへのデータ要求処理で,リダイレクタからの応答を待つ時間(通信タイムアウト値)を0〜3600の整数(単位:秒)で指定します。

0を指定した場合は,リダイレクタからの応答を受け取るまで待ち続け,タイムアウトは発生しません。

600(秒)

webserver.connector.ajp13.send_timeout

レスポンス送信処理のタイムアウト値を0〜3600の整数(単位:秒)で指定します。

数値以外の文字列や範囲外の数値を指定した場合は,メッセージを出力し,デフォルト値を使用します。

タイムアウト値に0,またはTCPの持つデータ送信の再送タイマより長い時間を設定した場合,タイムアウト値はTCPの持つタイムアウト値になります。その場合,不正なタイムアウト値が指定されたことを示すメッセージは出力されません。

600

webserver.connector.inprocess_http.backlog

Webクライアントからの接続要求を格納するTCPリスンキューの長さを1〜2147483647の整数で指定します。

有効な指定値の最大値や実際に設定されるTCPリスンキューの長さはOSによって異なります。

数値以外の文字列,範囲外の数値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。

511

webserver.connector.inprocess_http.bind_host

インプロセスHTTPサーバで使用するIPアドレスまたはホスト名を指定します。

IPアドレスまたはホスト名の前後の半角スペースは無視されます。値を指定しない場合は,ワイルドカードアドレスが使用されます。

指定されたホスト名またはIPアドレスが解決できない場合,ローカルではないホストのホスト名またはIPアドレスを指定した場合はメッセージが出力され,ワイルドカードアドレスが使用されます。

なし

webserver.connector.inprocess_http.enabled

インプロセスHTTPサーバ機能を有効にするかどうかを指定します。

trueを指定した場合:

インプロセスHTTPサーバ機能を有効にします。

falseを指定した場合:

インプロセスHTTPサーバ機能を無効にします。

trueまたはfalse以外の文字列を指定した場合,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。

なお,インプロセスHTTPサーバ機能が有効の場合は,Webサーバ連携は使用できません。

false

webserver.connector.inprocess_http.enabled_methods

アクセスを許可するHTTPメソッドを指定します。

複数のメソッドを指定する場合は,コンマ(,)で区切ります。メソッド名にはHTTP/1.1で定義されたメソッドを指定します。

また,アスタリスク(*)を指定した場合は,すべてのメソッドが許可されます。

HTTPメソッドでは大文字,小文字が区別されるため,このプロパティに指定する値も区別されます。

メソッド名にはRFC2616で規定されている値を使用する必要があります。ただし,文字列"*"をメソッド名として指定できません。

各メソッド名の前後の空白文字※2は無視されます。不正な値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。

GET,HEAD,POST,PUT,DELETE,OPTIONS

webserver.connector.inprocess_http.error_custom.list

エラーページカスタマイズ機能で使用するエラーページカスタマイズ定義名を指定します。

指定できる値の最大長は1024文字で,英数字(A〜Z,a〜z,0〜9)またはアンダースコア(_)で構成される文字列で指定します。定義名一つの文字列長は1〜32文字です。

定義名を複数指定する場合は,コンマ(,)で区切ります。コンマの前後の空白文字※2は無視されます。また,同じエラーページカスタマイズ定義名を複数回指定できません。

不正な値を指定した場合,メッセージが出力され,すべてのエラーページカスタマイズ定義は無効となります。

なし

webserver.connector.inprocess_http.error_custom.<エラーページカスタマイズ定義名>.file

エラーページカスタマイズ機能で,エラーページカスタマイズ時のレスポンスボディとして使用するファイルを絶対パスで指定します。

パスの区切り記号には”/”を使用します。

webserver.connector.inprocess_http.error_custom.listで設定されていないエラーページカスタマイズ定義名を使用してこのプロパティを設定した場合,プロパティは無効になります。

webserver.connector.inprocess_http.error_custom.listで指定したエラーページカスタマイズ定義名について,このプロパティ,またはwebserver.connector.inprocess_http.error_custom.<エラーページカスタマイズ定義名>.redirect_urlのどちらか一方だけを必ず指定してください。両方のプロパティを指定した場合,どちらも指定しなかった場合,絶対パスで指定しなかった場合,または存在しないファイルや読み取り権限のないファイルを指定した場合は,メッセージが出力され,このエラーページカスタマイズ定義は無効となります。

空文字列または空白文字※2を指定した場合,プロパティは無効になります。

なし

webserver.connector.inprocess_http.error_custom.<エラーページカスタマイズ定義名>.file.content_type

エラーページカスタマイズ機能で,エラーページカスタマイズ時のレスポンスのContent-Typeヘッダの値を指定します。

webserver.connector.inprocess_http.error_custom.listで設定されていないエラーページカスタマイズ定義名を使用してこのプロパティを設定した場合,プロパティは無効となります。

webserver.connector.inprocess_http.error_custom.<エラーページカスタマイズ定義名>.fileが設定されていない場合,プロパティは無効になります。

text/html

webserver.connector.inprocess_http.error_custom.<エラーページカスタマイズ定義名>.redirect_url

エラーページカスタマイズ機能で,リダイレクトURLを絶対パスで指定します。

webserver.connector.inprocess_http.error_custom.listで設定されていないエラーページカスタマイズ定義名を使用してこのプロパティを設定した場合,プロパティは無効となります。

webserver.connector.inprocess_http.error_custom.listで指定したエラーページカスタマイズ定義名について,このプロパティ,またはwebserver.connector.inprocess_http.error_custom.<エラーページカスタマイズ定義名>.fileのどちらか一方だけを必ず指定してください。

値が正しいかどうかのチェックは行われないため,実際に動作させて確認する必要があります。

なし

webserver.connector.inprocess_http.error_custom.<エラーページカスタマイズ定義名>.request_url

エラーページカスタマイズ機能で,エラーページカスタマイズを適用するリクエストURLをスラッシュ(/)で始まる絶対パスで指定します。ワイルドカード(*)はスラッシュの直後に1回だけ指定できます。"*"は必ずワイルドカードと解釈されるため,通常の文字としては使用できません。

また,このプロパティで指定した値とwebserver.connector.inprocess_http.error_custom.<エラーページカスタマイズ定義名>.statusで指定した値は,ほかのエラーページカスタマイズ定義と完全に一致してはいけません。

webserver.connector.inprocess_http.error_custom.listで設定されていないエラーページカスタマイズ定義名を使用してこのプロパティを設定した場合,プロパティは無効となります。

不正な値を指定した場合,メッセージが出力され,このエラーページカスタマイズ定義は無効となります。

/*

webserver.connector.inprocess_http.error_custom.<エラーページカスタマイズ定義名>.status

エラーページカスタマイズ機能で,エラーページのカスタマイズを行うレスポンスのステータスコードを400〜599の整数で指定します。

このプロパティで指定した値,およびwebserver.connector.inprocess_http.error_custom.<エラーページカスタマイズ定義名>.request_urlで指定した値は,ほかのエラーページカスタマイズ定義と完全に一致してはいけません。

webserver.connector.inprocess_http.error_custom.listで設定されていないエラーページカスタマイズ定義名を使用してこのプロパティを設定した場合,プロパティは無効となります。

webserver.connector.inprocess_http.error_custom.listで指定したエラーページカスタマイズ定義名について,このプロパティは必ず指定してください。指定しなかった場合,または不正な値を指定した場合,メッセージが出力され,このエラーページカスタマイズ定義は無効となります。

なし

webserver.connector.inprocess_http.gateway.host

ゲートウェイのホスト名またはIPアドレスを指定します。Hostヘッダのないリクエストに対してwelcomeファイルなどにリダイレクトするとき,Locationヘッダに指定するURLのホスト名部分が指定値となります。

なし

webserver.connector.inprocess_http.gateway.port

ゲートウェイのポート番号を1〜65535の整数で指定します。

Hostヘッダのないリクエストに対してwelcomeファイルなどにリダイレクトするとき,Locationヘッダに指定するURLのポート番号部分が指定値となります。

webserver.connector.inprocess_http.gateway.hostが指定されていない場合は,このプロパティの指定は無視されます。

また,webserver.connector.inprocess_http.gateway.hostを指定し,このプロパティを省略した場合は下記の値が設定されます。

  • webserver.connector.inprocess_http.gateway.https_schemeにtrueを指定している場合:443

  • webserver.connector.inprocess_http.gateway.https_schemeにfalseを指定している場合,または未指定の場合:80

数値以外の文字列,または範囲外の数値を指定した場合は,メッセージが出力され,指定されなかったものとみなされます。

なし

webserver.connector.inprocess_http.gateway.https_scheme

クライアントからのリクエストのスキームはhttpsで,SSLアクセラレータなどによってWebサーバへのスキームがhttpとなる場合にtrueを指定します。

trueを指定した場合:

Webサーバへのリクエストのスキームがhttpsとみなされます。

falseを指定した場合:

何もしません。

trueまたはfalse以外の文字列を指定した場合,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。

false

webserver.connector.inprocess_http.hostname_lookups

インプロセスHTTPサーバで受信したリクエストに対して,Webコンテナがホスト名のルックアップの逆引きをしてクライアントのIPアドレスをホスト名に変換するかどうかを指定します。

ただし,ホスト名の逆引きをすると,スループットが低下します。

ホスト名を解決しなかった場合,javax.servlet.ServletRequestインタフェースのgetRemoteHost()メソッドの結果や,ログファイルに出力するクライアントのIPアドレスは,ドット(.)で区切られた書式のIPアドレスとなります。

trueを指定した場合:

IPアドレスをホスト名に変換します。

falseを指定した場合:

IPアドレスをホスト名に変換しません。

trueまたはfalse以外の文字列を指定した場合,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。

false

webserver.connector.inprocess_http.init_threads

サーバ起動時に生成するインプロセスHTTPサーバのリクエスト処理スレッド数を1〜1024の整数で指定します。

指定する値は,Webクライアントとの最大接続数(webserver.connector.inprocess_http.max_connectionsに指定した値)以下である必要があります。これを超える値を指定した場合,メッセージが出力され,Webクライアントとの最大接続数が値として設定されます。

また,有効な最大値は実行するOSによって異なります。

数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。

10

webserver.connector.inprocess_http.keep_start_threads

サーバ起動時に作成したスレッド数を維持するかどうかを指定します。

trueを指定した場合:

サーバ起動時に作成したスレッド数を維持します。プールに保持された予備スレッド数が,予備スレッド数の最大数(webserver.connector.inprocess_http.max_spare_threadsに指定した値)を超えた状態でも,サーバ起動時に作成したスレッド数を下回りません。

falseを指定した場合:

サーバ起動時に作成したスレッド数を維持しません。予備スレッドとして保持する最大数,最小数に従って調節します。

また,サーバ起動時に作成したスレッド数が予備スレッド数の最小数(webserver.connector.inprocess_http.min_spare_threadsに指定した値)よりも小さい場合,このプロパティの設定に関係なく予備スレッドの最小数に指定した値でスレッド数が維持されます。

このプロパティにfalseを指定した場合,サーバ起動時に作成したスレッドは予備スレッド数の最大数以下になるように調整されます。サーバ起動時に予備スレッドの最大数より大きい数のリクエスト処理スレッドを作成した場合,予備スレッドの最大数を超えたスレッドは,サーバ起動後に1秒間隔で一つずつ破棄されます。

trueまたはfalse以外の文字列を指定した場合,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。

false

webserver.connector.inprocess_http.limit.max_headers

HTTPリクエストに含まれるHTTPヘッダの個数の上限を0〜32767の整数で指定します。上限値を設定しない場合は,0を指定してください。

このプロパティで指定したHTTPヘッダの個数に満たない場合でも,webserver.connector.inprocess_http.limit.max_request_headerで指定したサイズを超えた場合はエラーとなります。

数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。

100

webserver.connector.inprocess_http.limit.max_request_body

HTTPリクエストのリクエストボディの最大サイズ(単位:バイト)を-1〜2147483647の整数で指定します。上限値を設定しない場合は,-1を指定してください。また,リクエストボディがチャンク形式で送信された場合,チャンクヘッダのサイズも指定するサイズに含める必要があります。

数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。

-1

webserver.connector.inprocess_http.limit.max_request_header

HTTPリクエストのリクエストヘッダの最大サイズ(単位:バイト)を7〜65536の整数で指定します。

このプロパティで設定したリクエストヘッダの最大サイズに満たない場合でも,webserver.connector.inprocess_http.limit.max_headersで指定したHTTPヘッダを超えた場合はエラーとなります。

また,HTTPヘッダの終わりを示す改行文字(CR(0x0d)+LF(0x0a)の2バイト)も指定するサイズに含める必要があります。

数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。

16384

webserver.connector.inprocess_http.limit.max_request_line

リクエストラインの最大長(単位:バイト)を-1または7〜8190の整数で指定します。上限値を指定しない場合は,-1を指定してください。リクエストラインは,HTTPメソッドやクエリ文字列を含む,URIおよびHTTPバージョンを含みます。

指定する値は,リクエストヘッダの最大サイズ(webserver.connector.inprocess_http.limit.max_request_headerに指定した値)以下である必要があります。これを超える値を指定した場合は,メッセージが出力され,リクエストヘッダの最大サイズがリクエストラインの最大長として設定されます。

また,リクエストラインの終わりを示す改行文字(CR(0x0d)+LF(0x0a)の2バイト)も指定するサイズに含める必要があります。

数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。

8190

webserver.connector.inprocess_http.max_connections

Webクライアントとの最大接続数を1〜1024の整数で指定します。有効な最大値は実行するOSによって異なります。

このパラメタに指定した値がリクエスト処理スレッドの最大値になります。

数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。

100

webserver.connector.inprocess_http.max_execute_threads

Webコンテナがリクエストを処理する同時実行数を1〜1024の整数で指定します。

指定する値は,Webクライアントとの最大接続数(webserver.connector.inprocess_http.max_connectionsに指定した値)以下である必要があります。これを超える値を指定した場合は,メッセージが出力され,Webクライアントとの最大接続数が値に設定されます。

数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または,空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。

10

webserver.connector.inprocess_http.max_spare_threads

プールに保存する予備スレッドの最大数を1〜1024の整数で指定します。

指定する値は,Webクライアントとの最大接続数(webserver.connector.inprocess_http.max_connectionsに指定した値)以下である必要があります。これを超える値を指定した場合は,メッセージが出力され,Webクライアントとの最大接続数が値に設定されます。

数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。

20

webserver.connector.inprocess_http.min_spare_threads

プールに保持する予備スレッドの最小数を1〜1024の整数で指定します。

設定する値はプールに保持する予備スレッドの最大数(webserver.connector.inprocess_http.max_spare_threadsに指定した値)以下である必要があります。プールに保持する予備スレッドの最大数を超える値を設定した場合は,メッセージが出力され,プールに保持する予備スレッドの最大数がプールに保持する予備スレッドの最小数として設定されます。

数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列,または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力されデフォルト値が設定されます。

5

webserver.connector.inprocess_http.permitted.hosts

インプロセスHTTPサーバへのアクセスを許可するホストのIPアドレス(10進表記),またはホスト名を指定します。複数指定する場合は,IPアドレスまたはホスト名の間をコンマ(,)で区切ります。アクセス制限をしない場合はアスタリスク(*)だけを指定します。

なお,ローカルホスト("localhost"に関連づけられたアドレス※3)は明記しなくても常にアクセスが許可されます。

空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。

指定されたホスト名が解決できない場合は,メッセージが出力され,ローカルホスト("localhost"に関連づけられたアドレス※3)からのアクセスだけが許可されます。

なお,IPアドレスまたはホスト名の前後の半角スペースは無視されます。

*

webserver.connector.inprocess_http.persistent_connection.max_connections

Persistent Connectionで保持するTCPコネクションの最大数を0〜1024の整数で指定します。

設定する値はWebクライアントとの最大接続数(webserver.connector.inprocess_http.max_connectionsに指定した値)以下である必要があります。Webクライアントとの最大接続数を超える値を設定した場合は,メッセージが出力され,Webクライアントとの最大接続数がPersistent Connectionで保持するTCPコネクションの最大数として設定されます。

数値以外の文字列や範囲外の数値を指定した場合は,メッセージが出力され,webserver.connector.inprocess_http.max_connectionsに指定した値がデフォルト値として設定されます。また,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,webserver.connector.inprocess_http.max_connectionsに指定した値がデフォルト値として設定されます。

webserver.connector.inprocess_http.max_connectionsに指定した値

webserver.connector.inprocess_http.persistent_connection.max_requests

Persistent ConnectionによるTCPコネクションを持続したままの連続接続回数の上限を0〜2147483647の整数で指定します。上限値を設定しない場合は,0を指定してください。

数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。

100

webserver.connector.inprocess_http.persistent_connection.timeout

Persistent ConnectionでTCPコネクションを持続した状態での,リクエスト待ち時間(単位:秒)を0〜3600の整数で指定します。0を指定した場合,タイムアウトしません。

数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。

3

webserver.connector.inprocess_http.port

インプロセスHTTPサーバが使用するポート番号を1〜65535の整数で指定します。すでにほかのアプリケーションで使用されているポート番号は指定できません。ほかのアプリケーションで使用されているポート番号や確保されているポート番号を指定した場合,メッセージが出力され,J2EEサーバが起動されません。

数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。

80

webserver.connector.inprocess_http.receive_timeout

Webクライアントからのリクエスト受信で,タイムアウトするまでの時間(単位:秒)を0〜3600の整数で指定します。0を指定した場合,タイムアウトしません。

数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。

300

webserver.connector.inprocess_http.redirect.<リダイレクト定義名>.file

リダイレクト機能で,リダイレクト時のレスポンスボディとして使用するファイルを絶対パスで指定します。パスの区切り記号には”/”を使用します。

webserver.connector.inprocess_http.redirect.<リダイレクト定義名>.statusに200を指定した場合,必ずこのプロパティを指定します。webserver.connector.inprocess_http.redirect.<リダイレクト定義名>.statusに200を指定し,このプロパティが指定されていない場合,メッセージが出力され,このリダイレクト定義は無効となります。

webserver.connector.inprocess_http.redirect.listで設定されていないリダイレクト定義名を使用してこのプロパティを設定した場合,空文字列または空白文字※2を指定した場合,プロパティは無効となります。

絶対パスでない値を指定した場合は,メッセージが出力され,このリダイレクト定義は無効となります。存在しないファイルや読み取り権限のないファイルを指定した場合は,J2EEサーバ起動時にメッセージが出力され,このリダイレクト定義は無効となります。

なし

webserver.connector.inprocess_http.redirect.<リダイレクト定義名>.file.content_type

リダイレクト機能で,リダイレクト時のレスポンスのContent-Typeヘッダの値を指定します。

webserver.connector.inprocess_http.redirect.listで設定されていないリダイレクト定義名を使用してこのプロパティを設定した場合,プロパティは無効となります。

webserver.connector.inprocess_http.redirect.<リダイレクト定義名>.fileを設定していない場合,プロパティは無効となります。

text/html

webserver.connector.inprocess_http.redirect.<リダイレクト定義名>.redirect_url

リダイレクト機能で,リダイレクトURLを絶対URLで指定します。

webserver.connector.inprocess_http.redirect.<リダイレクト定義名>.status に 200を指定した場合,このプロパティは設定できません。webserver.connector.inprocess_http.redirect.<リダイレクト定義名>.statusに200を指定し,このプロパティを指定した場合,メッセージが出力され,リダイレクト定義は無効となります。

webserver.connector.inprocess_http.redirect.<リダイレクト定義名>.statusに200以外を指定した場合,必ずこのプロパティを指定します。webserver.connector.inprocess_http.redirect.<リダイレクト定義名>.status に 200以外を指定し,このプロパティを指定しなかった場合,メッセージが出力され,そのリダイレクト定義は無効となります。

webserver.connector.inprocess_http.redirect.listで設定されていないリダイレクト定義名を使用してこのプロパティを設定した場合,プロパティは無効となります。

値が正しいかどうかのチェックは行われないため,実際に動作させて確認する必要があります。

なし

webserver.connector.inprocess_http.redirect.<リダイレクト定義名>.request_url

リダイレクト機能で,リダイレクトを行うリクエストURLをスラッシュ(/)で始まる絶対パスで指定します。ワイルドカード(*)はスラッシュの直後に1回だけ指定できます。ワイルドカードは0文字以上の任意の文字列を表します。"*"は必ずワイルドカードと解釈されるため,通常の文字としては使用できません。また,ほかのリダイレクト定義で指定した値と同じ値は指定できません。

webserver.connector.inprocess_http.redirect.listで指定したリダイレクト定義名について,必ずこのプロパティを指定する必要があります。指定しなかった場合,メッセージが出力され,そのリダイレクト定義は無効となります。

webserver.connector.inprocess_http.redirect.listで設定されていないリダイレクト定義名を使用してこのプロパティを設定した場合,プロパティは無効となります。

不正な値を指定した場合は,メッセージが出力され,そのリダイレクト定義は無効となります。

なし

webserver.connector.inprocess_http.redirect.<リダイレクト定義名>.status

リダイレクト機能で,リダイレクト時のレスポンスのステータスコード(200,300,301,302,303,305,307)を指定します。

webserver.connector.inprocess_http.redirect.listで設定されていないリダイレクト定義名を使用してこのプロパティを設定した場合,プロパティは無効となります。

不正な値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。

302

webserver.connector.inprocess_http.redirect.list

リダイレクト機能で使用するリダイレクト定義名を指定します。

このプロパティに指定できる値の最大長は1024文字です。リダイレクト定義名は,英数字(A〜Z,a〜z,0〜9)またはアンダースコア(_)で構成される文字列で指定します。また,リダイレクト定義名一つの文字列長は1文字〜32文字です。

リダイレクト定義名を複数指定する場合は,コンマ(,)で区切ります。コンマの前後の空白文字※2は無視されます。同じリダイレクト定義名は複数回指定できません。

不正な値を指定した場合は,メッセージが出力され,すべてのリダイレクト定義は無効となります。

なし

webserver.connector.inprocess_http.rejection_threads

アクセスを拒否するリクエスト処理スレッドの数を0〜1023の整数で指定します。指定する値は,リクエスト処理スレッドの最大数(webserver.connector.inprocess_http. max_connectionsに指定した値)よりも小さくする必要があります。Webクライアントとの最大接続数以上の値を設定した場合は,メッセージが出力され,Webクライアントとの最大接続数よりも1小さい値がアクセスを拒否するリクエスト処理スレッド数として設定されます。

数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。

1

webserver.connector.inprocess_http.response.header.server

レスポンスに自動的に付加するServerヘッダの値を指定します。

空文字列または空白文字※2を指定した場合,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。

CosminexusComponentContainer

webserver.connector.inprocess_http.send_timeout

Webクライアントへのレスポンス送信で,タイムアウトするまでの時間(単位:秒)を0〜3600の整数で指定します。0を指定した場合,タイムアウトは有効になりません。

数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。

300

(凡例)

−:08-00より前のバージョンを示します。

注※1
  • 有効な最大値は実行するプラットフォームに依存します。

  • Webサーバに到着するリクエストの一部がWebコンテナに転送されるため,Webサーバの最大同時接続数は,URLグループ単位,Webアプリケーション単位およびデフォルトの実行待ちキューサイズの総和+Webコンテナ単位の最大同時実行スレッド数より大きく設定する必要があります。

    また,データベース操作をするサーブレットやJSPについては,データベースコネクションの数よりも多くの多重度は得られないため,Webコンテナの同時実行数を増やす場合は,利用できるデータベースコネクションの数も増やす必要があります。

    性能のチューニング時には,次に示す関係を常に考慮して,各パラメタの値を調整してください。

    <Webサーバの最大同時接続数> > <URLグループ単位,Webアプリケーション単位およびデフォルトの実行待ちキューサイズの総和>+<Webコンテナ単位の最大同時実行スレッド数>

    <Webコンテナ単位の最大同時実行スレッド数> ≧ <データベースコネクションの数>

    Webコンテナ単位での同時実行スレッド数の制御については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)」の「2.14 Webコンテナ単位での同時実行スレッド数の制御」を参照してください。

    Webサーバでの処理の同時接続数についてはWebサーバのマニュアルを参照してください。

注※2

空白文字とは,半角スペース,タブ,LF(0x0a),CR(0x0d)またはFF(0x0c)のことを指します。

注※3

J2EEサーバ起動時に"localhost"に関連づけられたアドレスになります。

(6) webserver.containerから始まるキー

指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。

「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。

「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。

キー名称

内容

省略値

VR

関連情報

webserver.container.ac.logEnabled

Webコンテナの保守用のトレースログを出力するかどうかを指定します。

trueを指定した場合:

トレースログを出力します。

falseを指定した場合:

トレースログを出力しません。

false

(凡例)

−:08-00より前のバージョンを示します。