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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編


6.4.4 マッピング定義ファイルを利用する際の注意事項

マッピング定義ファイルを利用する際の注意事項について次に示します。

サービス定義XMLファイルのマッピング定義ファイルには,ビジネスプロセス定義画面のデータ変換アクティビティから作成したマッピング定義ファイルのパスしか指定できません。このため,マッピング定義ファイルを利用する場合は,サービス定義XMLファイルにマッピング定義ファイルのパスを指定しない状態でいったんインポートすることを推奨します。

マッピング定義ファイルを利用する場合のサービス定義XMLファイルのインポート,およびマッピング定義ファイルの作成の手順を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) マッピング定義ファイルのパスを指定していないサービス定義XMLファイルのインポート

マッピング定義ファイルのパスはサービス定義XMLファイルの<datatrans-activity>−<mapping-definition-file-path>要素で指定します。

まずは,<mapping-definition-file-path>要素を除いたサービス定義XMLファイルを作成してインポートします。

<datatrans-activity>−<mapping-definition-file-path>要素の詳細については「6.3.4(13) datatrans-activity」を参照してください。

(2) マッピング定義ファイルの作成

ビジネスプロセス定義画面でマッピング定義ファイルを作成します。手順を次に示します。

  1. ツリービューのサービス定義一覧で,(1)でインポートしたビジネスプロセスを選択しダブルクリックします。

    ビジネスプロセス定義画面が表示されます。

  2. 次のどちらかの方法でデータ変換定義画面を開きます。

    • データ変換アクティビティをダブルクリックする。

    • データ変換アクティビティを右クリックして[マッピング定義起動]を選択する。

  3. データ変換を定義します。

    データ変換の詳細については,「7.3 データ変換定義」を参照してください。

  4. データ変換定義画面の変換元スキーマツリービューア,マッピングビューア,または変換先スキーマツリービューアの適当な場所で右クリックして,[マッピング定義保存]を選択し,任意の場所にマッピング定義ファイルを保存します。

(3) マッピング定義ファイルのパスの指定

(1)で作成したサービス定義XMLファイルに<mapping-definition-file-path>要素を追加して,(2)で作成したマッピング定義ファイルのパスを指定します。

(4) サービス定義XMLファイルの再インポート

(3)で作成したサービス定義XMLファイルを再度インポートします。