Hitachi

Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編


5.6.4 サービス呼出アクティビティ

定義済みのHCSCコンポーネントへの要求電文の送信について定義するアクティビティです。

サービス呼出アクティビティは,[サービス呼出アクティビティ]ダイアログで詳細を定義します。

〈この項の構成〉

(1) 定義手順

定義の手順を次に示します。

  1. サービス呼出アクティビティをキャンバスに配置します。

    アクティビティを配置する方法については,「5.4.1 アクティビティを配置する」を参照してください。

  2. 次のどちらかの方法で[サービス呼出アクティビティ]ダイアログを表示させます。

    • キャンバスのサービス呼出アクティビティをダブルクリックする

    • キャンバスのサービス呼出アクティビティを選択して右クリックし,[設定]を選択する

    [サービス呼出アクティビティ]ダイアログが表示されます。

  3. [サービス呼出アクティビティ]ダイアログに必要な情報を入力します。

    [サービス呼出アクティビティ]ダイアログの表示・入力内容の詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.4.9 サービス呼出アクティビティダイアログ」を参照してください。

    • [要求電文用ボディ割当変数]および[応答電文用ボディ割当変数]に設定する変数の内容を編集する場合

      [編集]ボタンをクリックします。表示される[変数・相関セット一覧]ダイアログで,変数の内容を編集できます。この項目には,メッセージ型(XML,non-XMLまたはany)の変数を設定できます。[変数・相関セット一覧]ダイアログの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.4.1 変数・相関セット一覧ダイアログ」を参照してください。

      なお,呼び出すサービス部品で定義されている電文フォーマットを変数に設定する場合,[電文フォーマットの取込]ダイアログで設定できます。[電文フォーマットの取込]ダイアログを利用して呼び出すサービス部品で定義されている電文フォーマットを変数に設定する手順については,この手順の次に記載されている「ポイント」を参照してください。

      [電文フォーマットの取込]ダイアログの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.4.5 電文フォーマットの取込ダイアログ」を参照してください。

    • [要求電文用ヘッダ割当変数]および[応答電文用ヘッダ割当変数]に変数を設定する場合

      [設定]ボタンをクリックします。表示される[ヘッダ割当変数]ダイアログで割当変数を設定します。この項目には,メッセージ型(XML)の変数を設定できます。メッセージ型(non-XMLまたはany)の変数は設定できません。[ヘッダ割当変数]ダイアログの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.4.2 ヘッダ割当変数ダイアログ」を参照してください。

    • [割当相関セット群]を設定する場合

      [設定]ボタンをクリックします。表示される[割当相関セット群]ダイアログで割当相関セットを設定します。[割当相関セット群]ダイアログの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.4.3 割当相関セット群ダイアログ」を参照してください。

  4. [OK]ボタンをクリックします。

ポイント

呼び出すサービス部品で定義されている電文フォーマットを変数に設定する方法を次に示します。なお,要求電文の場合で説明していますが,応答電文についても同様の手順です。

  1. [サービス呼出アクティビティ]ダイアログで呼び出すサービス名およびオペレーション名を設定します。

  2. [要求電文用割当変数]の[編集]ボタンをクリックします。

    [変数・相関セット一覧]ダイアログが表示されます。

  3. 変数名を設定します。

  4. [取込]ボタンをクリックします。

    [電文フォーマットの取込]ダイアログが表示されます。

    [サービス名]および[オペレーション名]には,手順2.で編集した値が設定されています。また,[電文種別]に「要求電文」が設定されています。

  5. [電文フォーマット]に電文フォーマット名を設定します。

  6. [OK]ボタンをクリックします。

    [電文フォーマットの取込]ダイアログが閉じられ,[変数・相関セット一覧]ダイアログに戻ります。

  7. [追加]ボタンをクリックします。

    定義した変数が[変数一覧]に追加されます。

  8. 変数一覧から追加した変数を選択します。

  9. [OK]ボタンをクリックします。

    [変数・相関セット一覧]ダイアログが閉じられ,[サービス呼出アクティビティ]ダイアログに戻ります。

(2) 定義時の注意事項