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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Cosminexus Reliable Messaging


1.5.2 Reliable Messagingの機能とマニュアルでの説明個所の対応

Reliable Messagingの機能とマニュアルでの説明個所の対応を次の表に示します。

表1‒1 Reliable Messagingの機能とマニュアルでの説明個所の対応

項番

機能

機能詳細

永続版リソースアダプタ

非永続版リソースアダプタ

マニュアルでの説明個所

1

キューの種類

ローカルキュー

※1

2.2.1

  • 転送キュー

  • 受信用共用キュー

  • 送信用共用キュー

  • デッドメッセージキュー

×※2

2.2.22.2.32.2.42.2.5

2

キューの永続性

永続キュー属性

×

2.3.1

非永続キュー属性

3

メッセージの受信制御

  • プライオリティでの順序

  • FIFOでの順序

  • メッセージセレクタでの順序

2.6.12.6.2

4

メッセージ取り出しモード

  • シリアル取り出し属性

  • パラレル取り出し属性

  • パラレル取り出し属性(ただし,同一ユニット識別子の配信順序制御)

2.3.2

5

メッセージの作成

JMSインタフェース

7章

6

メッセージの受け渡し方式

  • 値渡し方式

  • 参照渡し方式

2.3.3

7

サーバ間転送

  • WS-Reliability(SOAP)によるサーバ間転送

  • OpenTP1システム(TP1/EE)とのサーバ間転送

×

2.4

8

Message-driven Beanとの連携

Message-driven Beanによるメッセージの配信

2.6.3

9

コマンド

運用コマンド

※3

8章

10

DB Connector for Reliable Messagingの機能

  • DB Connector for Reliable Messagingとのコネクション共有(トランザクションの1相コミット化)

  • ステートメントキャンセル

  • 障害調査用SQLの出力

  • 軽微な障害時のコネクション再利用

  • コネクションIDの取得

×

2.7

11

J2EEインタフェース(JMS,JCA/JTA)

  • ローカルトランザクションの利用

  • トランザクションマネジャでのトランザクションの利用

※4

※4

2.6.6

  • コンテナ管理によるセキュリティ認証(コンテナ認証)

  • コンポーネント管理によるセキュリティ認証(アプリケーション認証)

×※5

2.6.5

  • シェアリングによるコネクションの共有

  • アソシエーションによるコネクションの共有

2.6.7

マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

12

転送データ相互接続用API

転送データ相互接続用インタフェース(BytesContainer)

×

7章

13

キューの抑止制御

キューのメッセージの送受信を抑止

※6

4.2.55.2.28.3.27

14

キューの障害閉塞

不整合となったキューの部分閉塞

×

9.4

15

J2EEサーバ(Application Server)の機能

  • リソースへの接続テスト

  • コネクションの障害検知

  • コネクションプーリング

※7

マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

16

ログとトレース

  • 開始停止メッセージログ

  • Application Server用メッセージログ

  • メソッドトレース

  • PRFトレース

9.19.3

  • 共用キューイベントトレース

  • 回線トレース

×

17

キューのJNDIネーミングサービスへの登録

  • キュー定義ファイルの使用

  • キュー定義ファイルの未使用(キュー作成時の表示名の使用)

※8

3.4.43.5.2

(凡例)

○:使用できます。

△:一部使用できます。

×:使用できません。

注※1

非永続キュー属性のローカルキューだけ使用できます。また,キュー間転送によるメッセージの受信はできません。

注※2

永続版リソースアダプタでデッドメッセージキューに登録されるメッセージは,非永続版リソースアダプタでは,即削除されます。

注※3

管理状態だけで実行できるコマンド,キュー間転送で使用するコマンドなどは使用できません。

注※4

トランザクションサポートレベルには,NoTransaction,LocalTransaction,およびXATransactionを指定できます。

注※5

認証情報を指定しても無視されます。

注※6

メッセージの送受信抑止だけできます。キュー間転送関連の送受信抑止は使用できません。また,Reliable Messagingの再開始後,キューの抑止状態は引き継がれません。

注※7

リソースへの接続テスト,およびコネクションの障害検知は常に成功します。また,プールされるコネクション中にJDBCリソースは保持されません。

注※8

キュー定義ファイル未使用時のキューの表示名は,キュー作成ファイルで定義します。