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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編


21.3 TimerManagerを使用した非同期タイマ処理

この節では,TimerManagerを使用した非同期タイマ処理について説明します。

この節の構成を次に示します。

表21‒10 この節の構成(TimerManagerを使用した非同期タイマ処理)

分類

タイトル

参照先

解説

TimerManagerを使用したスレッドのスケジューリング方式

21.3.1

TimerManagerのライフサイクル

21.3.2

TimerManagerのステータス遷移

21.3.3

TimerManagerの多重スケジュール数

21.3.4

実装

TimerManagerを使用したアプリケーションの開発

21.3.5

注 「設定」「運用」および「注意事項」について,この機能固有の説明はありません。

TimerManagerを使用した非同期タイマ処理では,Java EE環境で,実行間隔を指定してスレッドの非同期処理をスケジューリングできます。バックグラウンドでは,コンテナで管理されたスレッドを使用するため,安全にタスクを実行できます。

スケジューリングする処理は,TimerListenerで実装します。スケジュール元となるEJBやサーブレットでTimerManagerのメソッドを実行することで,TimerListenerに実装した処理がスケジューリングされます。また,TimerManagerのscheduleメソッドから返されたTimerを使用することで,スケジュールの応答やキャンセルができます。

TimerManagerを使用するには,EJB属性やサーブレット属性の<resource-ref>タグに,TimerManagerに関する情報を定義します。EJBやサーブレットは,デプロイ時に<res-ref-name>タグに定義した名前でルックアップしてTimerManagerを使用します。

〈この節の構成〉