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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編


21.3.4 TimerManagerの多重スケジュール数

TimerManagerでスケジュールされたタイマ処理では,スレッドプールで管理されたスレッドを使用します。タイマ処理がスケジュールされると,スレッドプールで管理されたスレッドが一つ割り当てられます。スレッドプールに空きスレッドがある場合は,空きスレッドが使用されます。スレッドプールに空きスレッドがない場合は,新しいスレッドが生成されて使用されます。スレッドプールに生成されたスレッドは,TimerManagerが停止するまでプールされます。

同時に使用できるスレッドのインスタンスごとの最大数は,50です。なお,スケジュールしたタイマ処理が待機中の場合も,スレッドは割り当てられます。そのため,同時にスケジュールできる処理の最大数は,タイマ処理の状態に関係なく50です。

すでに生成されたスレッドが最大数に達している場合,スケジュールされたタイマ処理はキューに格納されて,スレッドに空きができるまで待機します。空きスレッドができ次第,キューに格納されたタイマ処理が実行されます。

51以上のスレッドを同時にスケジュールする場合は,複数のTimerManagerを使用してください。