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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編


3.2.2 資料取得の設定の概要(J2EEアプリケーションを実行するシステム)

資料のデフォルトの設定(ログの出力先やサイズ)を変更する場合や,デフォルトで取得できない資料を取得する場合には,簡易構築定義ファイルやユーザ定義ファイルを編集して設定します。ここでは,J2EEアプリケーションを実行するシステムで,事前に資料(ログ)を取得するための設定が必要かどうかについて説明します。また,設定方法の概要についても説明します。

資料の種類ごとに資料取得のために設定が必要なもの,デフォルトの資料取得の設定を変更する場合だけ設定が必要なものに分けて,次の表に示します。

ここに示したログは,snapshotログで一括収集できます。ただし,TPBrokerのトレースファイルについては,収集できるものと収集できないものが混在しています。このほかにも,snapshotログのデフォルトの設定で取得できないログについては,取得のための設定をしたり,snapshotログの収集先に追加したりする必要があります。また,ユーザダンプ(Windowsの場合)またはcoreダンプ(UNIXの場合)については,固定のファイル名に対して収集します。障害発生時に収集するためには,ユーザ作成の障害検知時コマンドを利用する必要があります。

なお,次のログはログ出力先を変更できません。

ログの種類やデフォルト値,チャネル名,取得できるログの詳細や取得方法については,「2.4 取得が必要な資料の種類」を参照してください。