Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編


3.3.14 OSの統計情報取得の設定

ここでは,Windowsの場合に,OSの統計情報を取得するための設定について説明します。

Windowsのシステムモニタを使用して,システムリソースのパフォーマンスデータを取得できます。トラブル発生時またはトラブルの兆候が見られる場合には,Windowsのシステムモニタでパフォーマンスデータの取得を開始し,トラブル発生後にパフォーマンスデータのログを保存します。システムモニタの操作の詳細については,OS付属のマニュアルなどを参照してください。

次の表に示すシステムモニタのログを60秒間隔で採取します。なお,具体的な設定方法は,OS付属のマニュアルなどを確認してください。

表3‒20 システムモニタの設定内容

パフォーマンスオブジェクト

インスタンス

項目名

説明

processor

%Processor Time

CPU使用率 (非アイドル状態のスレッドを除く合計値)

%Privileged Time

CPU使用率(カーネルモード分)

%User Time

CPU使用率(ユーザモード分)

memory

Cache Bytes

ファイルシステム キャッシュが現在使用しているバイト数

Cache Faults/sec

1秒間当たりのメモリの別の場所からの取り出しか,ディスクから取り出しの回数

Page Faults/sec

1秒間当たりのページフォールトの数

Transition Faults/sec

1秒間当たりのフォールトの数

process

_Total

Handle Count

現在オープンしているハンドルの総数

Page Faults/sec

ページフォールトの発生率

Private Bytes

メモリ使用量(バイト)

Virtual Bytes

仮想メモリ使用量(バイト)

Working Set Bytes

実メモリ使用量(バイト)

cjstartsv

%Processor Time

CPU使用率 (非アイドル状態のスレッドを除く合計値)

%Privileged Time

CPU使用率(カーネルモード分)

%User Time

CPU使用率(ユーザモード分)

Page Faults/sec

ページフォールトの発生率

Thread Count

スレッド数

Private Bytes

メモリ使用量(バイト)

Virtual Bytes

仮想メモリ使用量(バイト)

Working Set Bytes

実メモリ使用量(バイト)

(凡例)−:該当しない