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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編


7.6.4 情報の特定

アプリケーションのユーザログ,データベースの監査証跡表,および性能解析トレースの情報を突き合わせて,監査対象のテーブルにアクセスしたアプリケーションのログイン名,およびセッションIDを特定します。

  1. データベースの監査証跡表に出力されている実行日時「EXEC_DATE,EXEC_TIME,EXEC_TIME_MICRO」の列の時間と,性能解析トレースの実行時間とを突き合せて,監査対象のテーブルにアクセスしたリクエストのルートアプリケーション情報を特定します。

  2. 1.で特定したルートアプリケーション情報と,アプリケーションのユーザログに出力されたルートアプリケーション情報とを突き合わせて,リクエストを実行したアプリケーションのログイン名およびセッションIDを特定します。

7.6.17.6.27.6.3の例では,セッションID「010D7AE670AEB55C022B6A4DA1C1E8B1CtEPmR9H」のリクエスト「10.209.15.130/1234/0x0000000000000001」(ルートアプリケーション情報)から,ユーザID「USER1」(ログイン名)でBeanの実行中(0x8405〜0x8406)に,データベースのテーブル「Table1」にINSERT文を実行したことが確認できます。