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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編


7.6.1 アプリケーションのユーザログの取得

あらかじめJ2EEアプリケーションやバッチアプリケーションでユーザログを取得するための実装をしておくと,次の情報がユーザログに出力されます。

ここでは,J2EEアプリケーションのユーザログの実装例および出力例を示します。

実装例

ログイン名,ルートアプリケーション情報,およびセッションIDをJ2EEアプリケーションのユーザログに出力する場合の実装例を示します。なお,ログイン名はWebコンテナのBasic認証またはForm認証でログインしたユーザIDを取得して出力します。

import javax.servlet.http.HttpServletRequest;
import javax.servlet.http.HttpSession;
import com.hitachi.software.ejb.application.prf.CprfTrace;
 
(中略)
public void doGet (HttpServletRequest req, HttpServletResponse res)
              throws ServletException, IOException {
 
 HttpSession ses = req.getSession();
 String sessionID = (ses != null) ? ses.getId() : null; // セッションIDを取得
 String rootAPInfo = CprfTrace.getRootApInfo(); // ルートアプリケーション情報を取得
 String userID = req.getRemoteUser(); // J2EEアプリケーションのログイン名を取得
 
 ユーザログ出力メソッド(sessionID,rootAPInfo,userID);
  :
出力例

J2EEアプリケーションのユーザログの出力例を示します。この例では,「セッションID」,「ルートアプリケーション情報」,「ログイン名」の順で出力されています。

[図データ]