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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編


5.6.9 フォルト送出アクティビティ

ビジネスプロセス内でフォルトを定義,送出して,上位のスコープアクティビティにフォルトを通知するためのアクティビティです。

フォルト送出アクティビティは,[フォルト送出アクティビティ]ダイアログで詳細を定義します。

〈この項の構成〉

(1) 定義手順

定義の手順を次に示します。

  1. フォルト送出アクティビティをキャンバスに配置します。

    アクティビティを配置する方法については,「5.4.1 アクティビティを配置する」を参照してください。

  2. 次のどちらかの方法で[フォルト送出アクティビティ]ダイアログを表示させます。

    • キャンバスのフォルト送出アクティビティをダブルクリックする

    • キャンバスのフォルト送出アクティビティを選択して右クリックし,[設定]を選択する

    [フォルト送出アクティビティ]ダイアログが表示されます。

  3. [フォルト送出アクティビティ]ダイアログに必要な情報を入力します。

    [フォルト送出アクティビティ]ダイアログの表示・入力内容の詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.4.15 フォルト送出アクティビティダイアログ」を参照してください。

    [割当変数]には,フォルトを送出する際に割り当てる変数を設定します。この項目には,メッセージ型(XML)の変数を設定できます。メッセージ型(non-XMLまたはany)は設定できません。[割当変数]に設定する変数の内容を編集する場合,[編集]ボタンをクリックします。表示される[変数・相関セット一覧]ダイアログで,変数の内容を編集できます。[変数・相関セット一覧]ダイアログの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.4.1 変数・相関セット一覧ダイアログ」を参照してください。

  4. [OK]ボタンをクリックします。

(2) 定義時の注意事項

(3) 処理中に例外が発生した場合の処理

例外が発生した場合の処理は,HCSCサーバランタイム定義ファイルのsyserr-to-fault-convert-all-activityプロパティの設定によって次のように異なります。

syserr-to-fault-convert-all-activityプロパティの指定がONのとき

メッセージを出力したあと,フォルト電文に設定する項目を含むメッセージを出力し,フォルトを送出します。

送出するフォルトについては,マニュアル「サービスプラットフォーム 解説」の「4.7.1 システム例外をフォルトに変換する汎用フォルトの概要」を参照してください。

syserr-to-fault-convert-all-activityプロパティの指定がOFFのとき

システム例外をthrowします。

syserr-to-fault-convert-all-activityプロパティの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「6.5.6 HCSCサーバランタイム定義ファイル」を参照してください。