17.10 1:1系切り替えシステムの起動と停止(UNIXの場合)
この節では,HAモニタによる1:1系切り替えシステムを利用する場合の,システムの起動と停止の手順について説明します。稼働開始後にJ2EEサーバ,バッチサーバ,Management Serverなどをメンテナンスする場合の,起動と停止の手順についても説明します。なお,HAモニタを利用できるのは,AIXまたはLinuxの場合だけです。
1:1系切り替えシステムを利用して運用する場合は,あらかじめ現用系と予備系の2種類のホストの用意や,HAモニタの監視の対象となる運用管理エージェント(アプリケーションサーバの1:1系切り替えシステムの場合)またはManagement Server(運用管理サーバの1:1系切り替えシステムの場合)を監視・起動・停止するスクリプトの登録など,必要な環境設定をしておく必要があります。設定方法については,「17.6 アプリケーションサーバを対象にした1:1系切り替えシステムの設定(UNIXの場合)」および「17.7 運用管理サーバを対象にした1:1系切り替えシステムの設定(UNIXの場合)」を参照してください。
アプリケーションサーバの1:1系切り替えシステムと,運用管理サーバの1:1系切り替えシステムで実行できる運用操作およびその参照先を次の表に示します。
運用操作 |
アプリケーションサーバの1:1系切り替えシステム |
運用管理サーバの1:1系切り替えシステム |
---|---|---|
システムの起動 |
17.10.1参照 |
17.10.1参照 |
システムの停止 |
17.10.2参照 |
17.10.2参照 |
実行系と待機系を計画的に系切り替えする場合のシステムの起動と停止 |
17.10.3参照 |
17.10.3参照 |
メンテナンスする場合のシステムの起動と停止 |
17.10.4参照 |
17.10.5参照 |
また,次のコマンドは,HAモニタが提供しているコマンドです。詳細は,マニュアル「高信頼化システム監視機能 HAモニタ」を参照してください。